2015年はどうなる?:メーカー直撃インタビュー:シグマ編 - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/special/dcm_int_2014/20141231_681532.html
デジカメ Watchにシグマ 代表取締役社長 山木和人氏へのインタビュー記事が掲載されています。
■いままでとは異なるまったく新しいタイプのカメラについて
- 技術が進歩すれば様々なことができると思う。
- シグマも新しいことは考えているが、やはりFoveonセンサーをベースにして画質を極めていくこと。
- たとえばフィルムカメラの中判や大判カメラの画質を目指していくような。
- そのような製品をデジタルカメラで追究していきたい。
■イメージセンサーの大型化、高画素化とFoveon 35mmフルサイズについて
- 何を求めるかによるが、大型化と高画素化に向かう傾向はある。
- Foveonの35mmフルサイズの要望は多くいただいている。
- しかし、データ量も相当大きくなる。動作も非常に重くなってしまう。
- シグマにはフルサイズ用の高性能なレンズがあるのに、それが活かせるカメラがないというのも気にはなる。
- センサーを新しく開発となると膨大な費用がかかるので、事業的判断をしなくてはならない。
- そう簡単にはいかない。
■SD1の後継機種について
- 予定はある。そう近くはないが、それほど遠くでもない。
- SDについてはシグマの開発リソースの制限もある。
- 機種のバリエーションを広げず1機種に絞り込んで開発をしていくつもり。
- 基本的にはFoveonをきちんとブラッシュアップしていきたい。
- そもそも、いろいろやるほど余裕のあるリソースもない。
- 自分たちが良いと思う特徴のある画質を狙っていきたい。
■ミラーレスカメラについて
- ミラーレスをやる予定はない。
- 現在のシステムをきちんとメンテナンスしていくことを優先する。
■DPシリーズのズームレンズ内蔵カメラついて
- DPシリーズでのズームの予定はない。画質を最優先ということで単焦点。
- ズームではダメということではないが、DPのユーザーの要求がもの凄く高い。
- それに答えようとすると単焦点を極めていくしかない。
- 低倍率のズームなら受け入れられる余地もあるかもしれないが、予定はない。
- 単焦点レンズが3本。28mm、45mm、75mm相当で、スイートスポットを押さえている。
■アオリ機構を備えた交換レンズ開発ついて
- いまのところ予定はないが、一部のSD1ユーザーからは要望はもらっているので、じつは迷っている。
- 気にはなってはいるが、他にもリニューアルしていきたいものがヤマほどある。
■F2.8よりも明るいF値のフルサイズ用ズームレンズについて
- 大口径のズームレンズは物理的な制約が多い。
- 絞り開放から使えることがいま現在の普通の条件だが、そこが難しい。
- 最先端の技術を投入しないと望んだような製品はできない。
- 24-70mm F2はいつ出るんだ、というクレームを貰うこともあって困っている。
- そんなことひとことも言ってませんからね(笑)。
とのこと
SIGMA デジタル一眼レフカメラ SD1Merrill 4600万画素 FoveonX3ダイレクトイメージセンサー