Canon: No Plans for a High-Resolution Canon EOS R1 - Canon Rumors
https://www.canonrumors.com/canon-no-plans-for-high-resolution-r1/
Canon Rumorsに、キヤノン「EOS R1」の高解像度モデル(EOS R1s?)の話が掲載されてます。
- キヤノンはPetaPixelと対談を行い、その中で「EOS R1」に関する話題が挙がった。
- 2400万画素以上を求めるユーザーは、その願いを叶えることができるのであろうか。
- かつてキヤノンは「EOS-1Ds」と「EOS-1D」の両シリーズを同時に展開しており、高解像度モデルと低解像度の“スポーツ”カメラを両立させていた時代がある。
- 当時の「EOS-1Ds Mark III」は2110万画素であり、それは当時“超高解像度”とみなされていたことを思い出す。
- 「EOS-1Ds Mark III」が登場した時、多くの人々は「メガピクセル競争が暴走している」と叫び、「1600万画素以上は誰にも必要ない」と議論していたものだ。
- しかし、現在では2400万画素ですら十分とされない状況である。
■高解像度版「EOS R1」シリーズの可能性
- PetaPixelが高解像度モデルについて質問したところ、キヤノン イメージンググループの統括責任者である徳良 剛(Go Tokura)氏は、以下のように答えた。
- 「我々はフラッグシップモデルを、製品ラインアップの頂点に位置付けている。」
- 「そのため、フラッグシップモデルを2機種展開することは考えていない。」
- 「なぜなら、『EOS R1』には、我々が持てるすべての技術と最高の性能、そして信頼性を注ぎ込んでいるからだ。」
- 「ゆえに、同一のボディを使用した別のモデルを開発することは、おそらく決して考慮しないだろう。」
- この発言の意図は理解できる。
- AF(オートフォーカス)性能、演算処理、そして最高レベルのパフォーマンスを極めるためには、解像度とカメラ自体の処理能力の間でバランスを取る必要がある。
- キヤノンにおいては、その両立は現実的ではないということだ。
- キヤノンのDPAF(デュアルピクセルCMOS AF)センサーは、通常のセンサーの2倍の画素数を持つため、4800万画素相当のデータをAFのサンプリングレートで処理している。
- これは、秒間フレームレートよりもはるかに高い頻度で、予測的な被写体追従を実行していると考えられる。
- つまり、ひとつのパッケージに収められる性能には限界があるというのが、キヤノンの判断なのである。
■「1」シリーズの進化
- 「EOS-1Ds」と「EOS-1D」シリーズは、高解像度と高速性能を一つのボディで両立できなかった時代の妥協策であった。
- 当時は、フルサイズセンサーが非常に高価だったことも背景にある。
- しかし、時代は変わった。
- 「EOS 5D Mark II」の登場は「EOS-1Ds」シリーズを事実上終焉に追い込んだ。
- 「EOS 5D」シリーズが「EOS-1Ds」と同等、あるいはそれ以上の性能を手に入れたことで、「1Ds」シリーズの存在意義が薄れたのである。
- 1シリーズのボディと「EOS 5D」シリーズの機能を求める、非常に限られたニッチ市場以外では、もはや不要とされてしまった。
- 「5D Mark II」によってもたらされた変化を徳良氏は、次のように説明している。
- 「たとえば、解像度を上げれば、そのバランスは崩れ、感度性能が低下することは物理的に避けられない。」
- 「ゆえに、フラッグシップモデルにおいては、特定の性能にのみフォーカスして、バランスを損なうようなことは決してしない。」
- 「現在の戦略としては、高解像度については5シリーズが担うことになると考えている。」
■これが意味すること
- つまり「1」シリーズでの高画素モデル、「R1s」は登場しないということになる。
- だが、キヤノンが必要と判断すれば、「R3s」や「R5s」といった高解像度機を投入する可能性は残されている。
- それまでは、筆者は「R5s」を待ち望みながら、愚痴をこぼし続けることになりそうだ。
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