2019.11.05
発売前のカメラがグランプリ受賞? 消費者不在の「賞」に意味はあるのか - BCN+R
https://www.bcnretail.com/market/detail/20191103_143607.html
BCN+Rに、デジタルカメラグランプリ2020にて、発売前のカメラがグランプリ受賞した件について、疑問を呈する記事が掲載されています。
- ニコン Z 50がデジタルカメラグランプリ2020で総合金賞<ミラーレス>を受賞。
- しかし、Z 50は発売前の製品。2019年11月下旬発売予定、まだ具体的な発売日すら決まっていない。
- ユーザーが店頭で実機を触る機会を待たずに「総合金賞」を受賞には大いに疑問を感じた。
- あたかも人気のある商品のよう発売前から喧伝するのは消費者を惑わすことにならないか。
- 「デジタルカメラグランプリ」は音元出版が主催。選考対象は「発表済みの製品」で発売前でも問題ないとしている。
- 担当者によれば「批判もあるかもしれないが今年で12年目。一定の評価はいただいている。」
- 「過去にも発売前の製品が金賞を受賞したこともある。グランプリは店頭を重視し量販店がこれから売りたいモデルをおすすめするもの。」
- 「これを買っとけば失敗はないという視点の賞だと受け止めて欲しい」と話す。
- 受賞製品選出は、写真家やライター、編集者、カメラ量販店の社員からなる10人の有識者で構成する審査委員。
- 音元出版はZ 50について「選考委員にはメーカーから貸与を受けた実機を使ってもらい評価をしていただいている」として実機評価の結果と説明。
- ただし「実際に写真を撮影した上で評価していただいているかどうかは審査委員にお任せしているので分からない」。
- ある業界関係者は「選考の過程が見えにくく本当にフェアに選定されているのかは疑問」
- 「業界ではほとんど重視されていない賞だが消費者を惑わすことになりかねない」と警鐘を鳴らす。
- 専門家の目で消費者に勧める製品を選ぶというコンセプトは「アリ」かもしれない。
- しかし、一番厳しい目は消費者の購買行動そのもの。
- 専門家だけで製品の序列を決めてしまうことには、やはり大きな疑問が残る。
- 消費者不在のグランプリを容認してしまう姿勢そのものが、現在のカメラ市場の縮小を招いているのではないだろうか。
とのこと
Nikon ミラーレス一眼カメラ Z50 ダブルズームキット NIKKOR Z DX 16-50mm+NIKKOR Z DX 50-250mm付属 Z50WZ
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