【FUJIFILM×マップカメラ】X-Pro2担当者インタビュー : Part 4 » デジタルカメラ、交換レンズの通販・買取ならマップカメラ。新品から中古まで、様々なカメラ関連商品の販売・下取見積をご提供しております。
https://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=29412#x_pro08
マップカメラさんに、富士フイルム マネージャー 上野隆氏のインタビューが掲載されています。
- X-Pro1を出した時からずっと「このサイズでフルサイズならいいのにね」と言われている。
- 私たちがXシリーズをやる時にフルサイズも選ぼうと思えば選べた。
- 私たちは機動力があり、コンパクトで、スナップ用途で使えるいわゆる「35mmフィルムカメラの世界」を作りたかった。
- そういう前提で考えると、フルサイズには疑問が湧いた。
- 確かにフルサイズは大きくポテンシャルも高い、センサーだけ見たら間違えなくAPS-Cより上。
- しかし、そのセンサーの性能を最大限に引き出すには、レンズが大きくなって重くなる。
- 重くなったレンズを動かすためには大きなモーターが必要になる。
- 大きなモーターを動かすには電力を多く使う。バッテリーを大きくしないといけない。
- 何かを大きくするとそれに要求されるものも雪だるま式に大きくなってしまう。
- 私たちが作りたかったカメラはそこかというと、違う。
- 35mmフィルムカメラが持っていた特徴は機動力・画質・趣味性が揃っている。
- だから35mmフォーマットが流行ったんじゃないかと思う。
- フィルムでは、様々なフォーマットがあったが、何一つ35mmを越えられていない。
- そのくらいあのフィルムは完璧だった。でも完璧だったのはフィルムだけじゃない。
- 35mmフィルムを使うカメラの大きさと性能、機能がひたすらベストバランスだった。
- フルサイズのデジタルカメラが35mm判から引き継いだのは36×24mmというフォーマットサイズ。
- そのサイズを引き継ぐことが大事だとはあまり思っていない。
- 35mmカメラシステムの魅力を引き継ぐのが大事だと思っている。
- 引き継ごうとしているのはサイズではなく、35mmフィルムカメラの思想。だからこそ選んだのはAPS-Cサイズ。
- X-Transを使うことによって一回り小さいセンサーサイズでも解像力含めフルサイズセンサーに一方的に負けるようなことはない。
- 物理的要因で負けるとしたら被写界深度。
- 被写界深度で負けるのだったら、開放から絶対使える画質のレンズを作ればクリアできる。
- 仮にフルサイズのレンズで開放から隅々までMTF曲線が真っ直ぐなレンズを作ろうと思ったら巨大なレンズが出来上がる。
- でも、小型化すると画質に影響が出たり、開放F値が暗くなったりする。
- そうすると、今度はせっかくのフルサイズの開放のボケ量がAPSと変わらなくなる。
- 我々は開放から使える明るいレンズを作ってやろうということになった。
- そうやって理詰めで考えていくと我々にとってメリットがあるのはAPS-Cだった。
- フィルムと同じようにレンズの入射角が45度を越えてもキチッと光を受け止めてくれるセンサーが世の中に登場したら、昔のフィルムカメラと同じようなサイズのレンズができるかもしれない。
- そうなったら、また状況が変わるかもしれない。
- フルサイズセンサーの能力が高いことはよく分かっている。だけど、それはやらない。
- 我々が作ろうとしているカメラシステムとは方向性が違う。
とのこと
富士フイルム ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2
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