2025.12.04
要約
キヤノン「EOS R6 Mark III」が“万能機”の本命と目された年に、ソニー「α7 V」が堂々参戦した。静止画では画質とAFでわずかに優位、動画総合では「EOS R6 Mark III」が粘る展開。差は僅少だが、Eマウントの豊富なレンズ群と新世代処理で「α7 V」は“新・標準機”として強い存在感を放つ。
Sony a7 V Review: Don't Call It a Comeback | PetaPixel
https://petapixel.com/2025/12/02/sony-a7-v-review-dont-call-it-a-comeback/
PetaPixelに、ソニー「α7 V」とキヤノン「EOS R6 Mark III」の比較について掲載されています。
- キヤノンは最近、万能機として非常に優れたキヤノン「EOS R6 Mark III」を発表し、大きな話題を呼んだ。
- しばらくのあいだ、この年はキヤノンの大勝利で終わるかに見えたのだが、そこにソニー「α7 V」が突如現れ、市場で最高のオールラウンドカメラの座を本気で争う強力なライバルが登場したことになる。
- ソニー「α7 IV」は2021年に登場したカメラであり、それはまさにソニーの“技術的覇権”が頂点にあった時期だった。
- そのカメラは多用途で高機能なモデルだったが、その登場以来、状況は大きく変化している。
- キヤノンとニコンはAF性能とセンサー技術の両面で大きく前進しており、現在の競争は信じられないほど僅差の戦いになっている。
「α7 V」vs「「EOS R6 Mark III」
- このカメラの発表前であれば、自分は“今年最高のカメラ”の称号をキヤノン「EOS R6 Mark III」に与えていただろう。
- 今でもそうするかもしれないが、ソニー「α7 V」も、この名誉あるタイトルを争うにふさわしい有力候補であることは間違いない。
- 純粋にスチル撮影の観点から見るなら、画質とAF性能の両面で、ソニー「α7 V」はキヤノン機に対してわずかながら優位性を持っていると自分は考えている。
- しかしハイブリッドな写真/動画機として見ると、キヤノンの方がやや魅力的であるとも感じる。
- とはいえ、実際の差はごくわずかであり、どちらのカメラも、これまで両メーカーから登場した中で最もバランスの取れた製品だと言える。
- もしEマウントが提供する巨大なレンズエコシステムに惹かれており、ほとんどあらゆる種類のプロジェクトにしっかり対応できるカメラを求めているのであれば、ソニー「α7 V」はほぼあらゆる面で満足させてくれるはずだ。
「α7 V」の代わりになり得る選択肢
- ブランドを問わず自由にカメラを選べる前提なら、もっとも明白な競合はキヤノン「EOS Mark R6 III」だろう。
- ニコン「Z6 III」も多くの魅力を備えており、こちらも非常に強力なハイブリッドツールであることを証明している。
- パナソニック「S1 II」も検討に値する別の選択肢であり、静止画撮影能力という点ではわずかに遅れを取るものの、動画撮影ツールとしてはより優れている。
「α7 V」を買うべきか?
- はい。我々は2,899ドルのソニー「α7 V」を、ほぼ4年ものあいだ待ったことになるが、ソニーはこの待ち時間に見合う、見事なミドルレンジ機を用意してくれたのだ。
とのこと
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