要約
2025年のソニーを採点する。フルサイズでは「α7 V」が圧巻の費用対効果を示し、レンズも「FE 50-150mm F2 GM」「FE 100mm F2.8 Macro GM」「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」が存在感。「RX1R III」と「FX2」には課題を残し、APS-Cは停滞気味だが、総じてトップを維持――評価はA。
Sony in 2025: Sony Demonstrated its Engineering Excellence This Year | PetaPixel
PetaPixelに2025年のソニーの評価が掲載されています。
- 2025年のソニーを採点する
- 昨年ソニーは、「α1 II」と「FE28-70mm F2 GM」の存在が大きく評価され、成績はA-であった。
- 今年の「α7 V」が「α1 II」と同等のカメラだと言うつもりはないが、コストパフォーマンスという観点では、むしろそれ以上に印象的かもしれない。
- レンズ面では、ソニーは昨年にも増して良い仕事をした。
- 「FE 50-150mm F2 GM」は「FE 28-70mm F2 GM」よりも優れていると言ってよく、なおかつより独創的である。
- 「FE 100mm F2.8 Macro GM」も同様に非常に印象的なストーリーを語っており、個人的には、細かな弱点こそあれ「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」も大いに気に入っている。
- 一方で、コインの裏側も存在する。
- 「FX2」は率直に言って期待外れであり、「RX1R III」というカメラが存在してくれること自体は嬉しいものの、その潜在能力がかなり眠ったままのようにも感じられる。
- ソニーが、5000ドルを超える価格でもフォトグラファーに本気で買ってもらえるような固定レンズカメラを作るメーカーでありたいのであれば、「RX1R III」のようなカメラが持ち得る特別な撮影体験を最大限に引き出すべく、もっとクールで、時間と労力を本気で投じたプロダクトに仕上げる必要がある。
- とはいえ、少なくともフルサイズ分野に限って言えば、2025年はソニーにとって非常に良い一年であった。
- APS-Cは残念ながら放置され、やや枯れかけている印象ではあるが。
- 昨今、多くの人々がソニーに対してどこか冷めた感情を抱いていることを踏まえると、当初はもっと低い評価を付けることになるだろうと思っていた。
- しかし、実際にソニーが今年投入した全プロダクトを振り返ってみると、そこには驚くべき成果の数々と、いくつかの「良いが欠点もある」カメラがバランスよく並んでいることが分かる。
- おそらく初めてと言ってよいほど、ソニーはエントリーからプロフェッショナルまで、写真特化からハイブリッドまで、あらゆる領域で真剣な競争にさらされている。
- ソニーは2025年、トップの座を維持するのに十分な成果を上げたと思うが、2026年に何が起きるかはまだ分からない。
- ソニーは「α7 V」の素晴らしいセンサーと、数本の卓越したGマスターレンズによって、今年もそのエンジニアリングの優秀さを見せつけた。
- しかし、長年のライバルであるキヤノンとニコンが追いついてきた今、もはやソニーに安穏とあぐらをかいていられる時間も余裕もない。
- 競争がこれまで以上に激しくなることで、その恩恵を最も受けるのはフォトグラファーたちなのである。
評価:A
とのこと
SONY(ソニー) デジタルカメラ Cyber-shot WX350 光学20倍 ブラック DSC-WX350-B
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