価格.comマガジン ニコン「D810」の画質を従来モデル「D800/D800E」と比較してみた
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1709/
価格.comマガジンに「D810」と「D800」、「D800E」の比較レビューが掲載されています。
色
- 「D810」はローパスフィルターレス仕様、各画素が蓄積できる光の情報量を増やすことでベース感度ISO64を実現した新開発センサー。
- 「D800E」がローパスフィルターレスモデル「D800」がローパスフィルター採用モデル。
- 画像処理エンジンも異なり「D810」は最新の「EXPEED 4」、「D800/D800E」は「EXPEED 3」。
- このように、センサーと画像処理エンジンが異なっているため「D810」では画質の傾向が従来から大きく変わる。
- 「D810」の色再現性については、従来モデルからよくなっている。
- 色調の傾向が変わったところもあるのだろうが、それ以上にオートホワイトバランスの精度が向上しより忠実な印象。
- 「D800E」「D800」では青空がややマゼンタ寄りで、わずかに色かぶりが見られる。
- 「D810」はそういったことはなく、クリアーで抜けのよい色描写。発色もよい。
- 「D800E」と「D800」ではグリーンからシアンの色かぶりが見られるが、「D810」はすっきりとした色。
- この精度向上は、最新の画像処理エンジン「EXPEED 4」によるところが大きい
- 極端な色転びが減ったのもポイント。安定した撮影が行えるという印象。
- 「D810」は階調性がよくなっていることもあってか、色つぶれやトーンジャンプが起こることなく、高コントラストな描写が得られるのがポイント。
- 露出についても安定性が高まった印象。どちらかというと明るめに仕上がることが多いが、露出オーバーになりにくい。
- また、赤色の再現性が上がっている。特に屋内での撮影において、「D800/D800E」はアンバー寄りの色味になり、赤色が朱色に近くなることがあった。
- 「D810」は赤がより正確に再現できるようになっている。
解像感
- 「D810」「D800E」「D800」の3モデルとも、有効3635万画素。
- 「D810」と「D800E」はローパスフィルターレス仕様で「D800」はローパスフィルターあり。
- 比較作例をチェックすると、細かいところの解像感については「D810」と「D800E」が「D800」を上回る。
- 「D810」と「D800E」を比べると、コントラストが高くなったこともあって、「D810」のほうがシャープでエッジの立った描写。
- 輪郭を無理に強めている感じがなく、線が太くなったり、リンギング(擬似輪郭)が目立つようなことがない。
- 画像処理が向上している印象で、高周波成分の多いところにおいて、にじみが減り、ディテールの再現性がよくなっている。
- 「D810」はローパスフィルターレスセンサーのポテンシャルをさらに引き出せるようになっている。
まとめ
- 「D810」は、オートホワイトバランスの精度が高まり、より忠実な色再現が得られる。
- 解像感も、同じローパスフィルターレス仕様の「D800E」を上回る結果。
- コントラストが高くなったのも特徴で、「D800/D800E」とは描写が大きく変わっている。
- 色と解像感の両方で、従来モデルからの進歩を感じる結果。
- 今回試用した限りでは、「D810」は、操作感が向上したことも大きいと感じた。
- 「D810」は、ミラーバランサーを搭載するなど機構ブレを軽減する仕組みを取り入れているが、シャッターフィーリングは「D800/D800E」よりも確実によい。
- また、オートフォーカスについても、従来以上に食いつきがよくなっている。
- ファインダーも抜けがよくなり、クリアーで見やすくなった。
- さらに、液晶モニターが約122.9万ドットに高精細化。
- ライブビュー撮影でマニュアルフォーカスを行う際に、ピント位置が確認しやすい。
とのこと
カメラグッズ・本
「Nikon」カテゴリの最新記事











