新製品レビュー:FUJIFILM X70(実写編) - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20160210_742333.html
デジカメ Watchに、富士フイルムX70のレビューが掲載されています。
遠景
- 解像感は開放からシャープ。コントラストの付き方も安定感がある。
- 周辺光量落ちはほぼ感じらない。
- 絞りコントロールによるボケ以外の描写変化は極めて少ない。
- 点像復元処理を搭載。回折現象を気にせず絞り込める。
- F11までは申し分ないシャープさ。F16で回折による甘さが感じられた。
- 広角スナップシューターとしては被写界深度を深く取りたい。
- F11でもシャープに撮れるメリットは大きい。
ボケ
- 開放F2.8は取り立てて大口径ではないが、最短撮影距離10cmまで寄れる。
- マクロモードに切り替えるような面倒はない。
- そのまま寄っていけば最短10cmまでクローズアップが可能。
- このとき開放F2.8で撮影すると、被写界深度の極端に浅いカットが撮れる。
- 絞り羽根9枚、リッチな仕様。円形のボケを形成。
ISO感度
- ノイズリダクションはスタンダード(初期状態)を選択。
- ISO3200まではほぼクリアな写り。
- ISO6400でようやくノイズが感じられるが、十分に常用できる程度のノイズ。
- ISO12800はさすがにノイジーだが、合焦部はシャープさを保っている。
- ISO25600まで上げるとディテールが崩れる。画質的にかなり厳しい状態。
- 被写体や光の状態にもよるが、ISO6400までは安心して使えそう。
フィルムシミュレーション
- フィルムシミュレーションとアドバンストフィルターを搭載。
- X-Pro2は「ACROS」を追加搭載しているが、残念ながらX70には未搭載。
- 広角28mmコンパクトは、ノーファインダーですばやく切り取る撮影テンポを重視した印象が強い。
- しかし、イメージセンサー大型化で、被写体を被写界深度内に収められるか、広角でも意識する必要がある。
- 動体に強い新AFシステムが、ラフな撮り方でもちゃんと被写体を捉えてくれる。
- その一方で、開放近接で背景を大きくボカし、じっくりと作り込むような撮影も可能。
- 気軽なスナップから作品づくりまで、X70は幅広いニーズに応えてくれる。
- 四隅までしっかりと解像、緻密な描き方。
- 直線で構成された被写体を撮影。歪曲のない直線がきれいに伸びる。
- コントラストの付き方が絶妙で、けっして過度にならない。
- 暗がりの奥にうっすらと像が浮かぶあたり、通の琴線に触れる描き方。
- 被写体に寄り、背景をボカして撮影。ボケ味はなだらかで嫌みがない。
- 最短撮影距離でなくてもちゃんとボケる。APS-Cセンサー搭載機のアドバンテージ。
- 逆光で太陽を入れ込んで撮影。ゴーストやフレアが抑えられている。
- シャドウの浮きもほとんど感じられない。積極的に逆光撮影できる。
- 発色はあくまでも自然で、リアリティのある仕上がり。
とのこと
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