要約
キヤノンの特許出願(2026-034653)を見直すと、RFマウントで空白となっている100mm非マクロ単焦点、しかもF1.4 L級の実施例が紛れ込んでいる。 特許に記載されたレンズ長はセンサー面までの総距離であるため、物理長へ再計算しつつ、VCM単焦点のサイズ限界や製品化の現実味を検討する。
Did Canon Just Reveal Its Next VCM Prime Lens? - Canon Rumors
https://www.canonrumors.com/canon-to-come-out-with-a-rf-100mm-f-1-4-vcm/
Canon Rumorsに、キヤノンのレンズ特許出願(2026-034653)の話が掲載されています。
- 正直、特許出願(2026-034653)を最初に見たときは「また既存設計の実施例だろう」と流していた。
- だが改めて実施例を追いかけてみると、RFマウントでは未投入の“100mm非マクロ単焦点”につながりそうな設計が紛れ込んでいて、一気に興味が湧いた。
85mmと135mmの間がずっとモヤモヤしていた
- 自分の感覚として、キヤノンRFは85mmと135mmの間がずっと空いているのが気になっている。
- 「RF100mm Macro」はあるがF2.8で、欲しいのはそこではない。
- 昔の「EF100mm F2」みたいな、ちょうどいい100mmの単焦点がRFに無いのは、ずっと“穴”に感じてきた。
この100mmは“安い非L”ではなく、どう見てもガチ寄りに見える
- 今回目についた100mm実施例は、コスパ路線の非Lという雰囲気ではない。
- フォーカスで動く要素群が2つ(L2とL3)あるという点がまず気になっていて、VCM系のデュアルモーターAFにつながりそうだと感じた。
- もちろん「VCMと断言するのは言い過ぎかも」と自分でも思う。
- ただ、設計の複雑さを見る限り、Lグレード前提のレンズとして考えるのが自然に見える。
特許の“レンズ長”はそのまま信じると誤解する
- ここで厄介なのが、特許に書かれているレンズ長が「物理的な外形長」ではなく「センサー面までの総距離」だという点だ。
- そこで自分は、「公称レンズ長 − RFフランジバック20mm + マウント内への食い込み量」という形で、物理的にどれくらいの長さになりそうかを見直すやり方を取っている。
- その結果、70mm/85mm相当の実施例がだいたい95.5〜99.5mmあたりに寄ってきて、現行VCM単焦点の“約100mm前後”というサイズ感にかなり近いのが分かった。
- この一致の仕方は、個人的にはけっこう説得力がある。
「RF100mm F1.4 L VCM」級が成立してしまいそうなのが怖い
- 注目の100mm実施例は、像高21.64でフルサイズを満たし、画像の引き伸ばしもない。
- 焦点距離は97.50、F数字は1.46、半画角は12.51°、バックフォーカス距離は13.00mmで、RFとして余裕がある。
- そしてレンズ長は特許値125.50だが、物理長換算では約112.5mmという見立てになる。
- ここで面白いのが、この約112.5mmという長さが「RF14mm F1.4 L VCM」と同程度だという点だ。
- もしキヤノンがVCM単焦点で“2種類のレンズ長”を許容するなら、100mmもその枠に入れてくる、という想像が現実味を帯びてくる。
- 反面、これは「EF100mm F2」みたいな気軽な100mmではなく、完全に別市場を狙う“ハローレンズ寄り”になるんだろうな、とも感じる。
85mmを超えると“同じサイズ感”で作るのが一気に難しくなる気がする
- 自分の感覚では、85mmを超えたあたりから、VCM単焦点の統一サイズ・統一バランスを維持するのが急に難しくなる。
- でも100mmなら、ギリギリ最後の“統一シリーズ枠”に押し込める限界点かもしれない。
- ケージ前提やジンバル前提で考えると、レンズ交換してもバランスが大きく変わらないのは大きい。
- キヤノンが長さと重量配分を揃えたい、という狙いがあるなら、この発想はかなり筋が通る。
- ただし望遠は、レンズ長が焦点距離に近づきやすい。
- 200mmならレンズ長も200mm近くになりがちで、無理に短くすると収差が増える。
- だからこそDOのような技術が必要になる、という理屈も納得感がある。
結論:作れそうに見える。でも出るかどうかは別問題
- 設計だけを見ると、「RF100mm F1.4 L VCM」級は普通に成立しそうに見える。
- 画像の引き伸ばしがなく、バックフォーカスもRFで問題にならない。
- ただ、結局のところ“出るかどうか”はマーケティングの判断次第で、ここはいつも読めない。
- 特許はあくまで研究で、途中で止まることも普通にある。
- 自分も「これは絶対出る」と思った特許が、結局出なかった経験が何度もある。
- だから期待しすぎないようにしつつも、RFの“100mm非マクロ単焦点の穴”を埋める可能性が見えたのは、素直にワクワクする。
とのこと
7artisans 七工匠 35mm F1.4 III RFマウント キヤノンRF互換品 レンズ 単焦点レンズ 交換レンズ 大口径 フルサイズ ブラック (2年保証付・国内正規品)
カメラ用品 人気アイテム
「Canon」カテゴリの最新記事
キヤノンが100mm超の可変倍率マクロを計画?匿名ソース情報が浮上
キヤノンから「F1.4通しLズーム」が2026年後半に登場?特許後に浮上した“高速ズーム”情報
CP+2026 注目の新フォトギアまとめ:試作機・レンズ・アダプター・音声機材まで
キヤノン特許に超大口径ズーム多数:「RF24-40mm F1.4 L」実現の可能性は?
キヤノン次世代コンデジは「新技術」に焦点か――CP+で幹部が示唆
いま狙うべき中古プロ機5選:中古市場で最もコスパに優れる5台
キヤノンがCP+2026で展示した「アナログ・コンセプト・カメラ」は、「EF50mm F1.8」と「PowerShot V10」を組み合わせた試作機だった模様
キヤノンがCP+2026で「アナログ・コンセプト・カメラ」を初披露:実機レポート
コシナ、CP+2026参考出品レンズを公開:RF/Zマウント用「NOKTON classic 35mm F1.4」、「APO-SKOPAR 75mm F2.8 VM-mount」、「APO-LANTHAR 90mm F4 Close focus VM-mount」
ミドルクラス4機種センサー比較:キヤノン「EOS R6 Mark III」vsソニー「α7 V」vsニコン「Z6 III」vsパナソニック「S1 II」
ツァイス「Otus ML 1.4/35」正式発表:E/Z/RF対応、想定36万円で2026年4月発売
シグマ「35mm F1.4 DG II | Art」「15mm F1.4 DC | Contemporary」正式発表。35mm F1.4は、歴代最高の光学性能と小型軽量設計を両立




















































