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要約

ソニー「α7 V」が登場し、ミドルレンジ・フルサイズは過去最高に熾烈である。ここでは3,000ドル未満の本命3機「α7 V」「EOS R6 Mark III」「Z6III」を、センサー/速度/AF/動画/操作/価格とレンズ資産で横断比較し、用途別の最適解を導く。静止画重視は「α7 V」、動画重視は「EOS R6 Mark III」、高コスパは「Z6III」という暫定結論である。


Mid-Range Showdown: Sony a7 V vs Canon EOS R6 III vs Nikon Z6 III | PetaPixel

https://petapixel.com/2025/12/03/mid-range-showdown-sony-a7-v-vs-canon-eos-r6-iii-vs-nikon-z6-iii/

「α7 V」vs「EOS R6 Mark III」vs「Z6III」

PetaPixelに、「α7 V」と「EOS R6 Mark III」と「Z6III」の比較が掲載されています。


  • ミドルレンジのフルサイズ機として「α7 V」「EOS R6 Mark III」「Z6III」が激戦状態。
  • 各メーカーはそれぞれベストを出し尽くしているが、主要なスペックと機能に関して実際に“ベスト”なのはどれなのか。
  • その前に、パナソニック「S1 II」はどうなのか。
  • 「LUMIX S1 II」は素晴らしいカメラだが、価格とパナソニックにとってのポジションの違いから本比較の対象外としている。
  • 「LUMIX S1 II」が、今回詳しく比較するカメラたちとどう渡り合うのかを知りたい人のために、簡潔に要約しておく。
  • 高精細EVF・高速連写・動画機能はこのクラスでもトップレベルで、ハイブリッド用途には非常に優れたカメラ。
  • しかし、静止画画質・解像度・AF性能では「α7 V」「EOS R6 Mark III」「Z6III」に一歩劣り、静止画メインの用途ではそれらより優れた選択肢とは言えない、という位置づけ。

  • それでは本題に入ろう。
  • この「α7 V」「EOS R6 Mark III」「Z6III」が、理論上最も魅力的で、最も優れたスペックと機能を備えているのか。

センサー・画質

  • 「α7 V」は約3300万画素の部分積層型センサーを搭載し、解像度・ダイナミックレンジともに最も優れたセンサーと評価されている。
  • 「EOS R6 Mark III」も約3300万画素で画質は非常に高く、特に色再現の好ましさで支持がある。
  • 「Z6III」は2400万画素で解像度とダイナミックレンジはやや劣るが依然として良好である。

連写・速度性能

  • 3台とも十分に高速だが、電子シャッター最大40コマ/秒の「EOS R6 Mark III」が最速(ただしRAWは12bit)。
  • 「α7 V」は30コマ/秒・14bitで、プリ連写とスピードブースト機能を備え、前世代から大幅に高速化。
  • 「Z6III」は20コマ/秒とやや遅いものの実用上は問題なく、メカシャッターは14コマ/秒と優秀である。

オートフォーカス

  • いずれも最新AI AFを搭載しているが、総合的な信頼性では「EOS R6 Mark III」がわずかにリード。
  • すぐ後ろに「α7 V」、次いで「Z6III」という評価である。

動画性能

  • 動画スペックの充実度では「EOS R6 Mark III」が頭一つ抜けており、7K RAWやOpen Gate、豊富な動画支援機能を備えるが、熱問題が出やすい側面もある。
  • 「Z6III」は6K RAWや4K 120p(クロップ)対応で、こちらも非常に高性能なハイブリッド機である。
  • 「α7 V」は4K動画としてはトップクラスだが、6K/7Kや内部RAW、Open Gateを持たない点で他2機より余裕に欠ける。

操作性・ファインダー・モニター

  • 操作性は主観的だが、EVFは「Z6III」が高解像・高倍率かつブラックアウトフリーで最も優秀。
  • 背面モニターは「α7 V」と「Z6III」が3.2型・高精細で優位、「EOS R6 Mark III」は3.0型でやや劣る。
  • バッテリーライフは「α7 V」が最も長い。

価格とレンズシステム

  • 価格面では「Z6III」が約2,100ドルと最も安く、“コスパ最強”ポジションにある。
  • ただし長期的にはレンズシステムが重要であり、純正・サードパーティともに最も充実しているのはソニーEマウントで、「α7 V」がシステム面の明確な勝者である。
  • ニコンはその次の立ち位置で、キヤノンは純正RFレンズこそ優秀だがAF付きサードパーティが事実上閉ざされている。

結論として

  • 静止画メイン:「α7 V」が最も万能で優れた選択肢。
  • ハイブリッド/動画重視:「EOS R6 Mark III」が最も魅力的。
  • 予算重視(約2000ドル強):「Z6III」は今なお“ダイナマイト級”の高コスパ機。
  • いずれも外れのない優秀なカメラであり、用途と予算に応じて最適解が分かれる。

とのこと



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先日は、「α7 V」と「EOS R6 Mark III」の比較記事が上がっていましたが、今回はそこに「Z6III」が加わり、三つ巴の比較になっていますね。前回の「α7 V」と「EOS R6 Mark III」の比較では、「画質とAF性能では『α7 V』がわずかに優位、動画性能も加味すると『EOS R6 Mark III』の方がやや魅力的。とはいえ、実際の差はごくわずか」といった評価でしたが、今回の比較でもこの評価は変わっていないようです。

そこに1年前に登場した「Z6III」が加わるわけですが、発売時期を考えると少し不利な印象もありますよね。それでも最新の「α7 V」や「EOS R6 Mark III」と十分に渡り合えているスペックなのはさすがだと思います。

最終的なまとめとしては、静止画重視なら「α7 V」、ハイブリッド/動画重視なら「EOS R6 Mark III」、コスパ重視なら「Z6III」という結果になっています。とはいえ、結局のところは手持ちのレンズ資産がどのマウントにあるか次第な気もしますよね。いずれの機種も完成度が高く、「マウントを乗り換えるほどの決定的な差」があるわけではない、という印象です。
CAMEOTA
cameota.com管理人
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