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要約

CP+2026でパナソニックの津村敏行氏にインタビューし、統合後に加速した開発の成果と2026の展望を聞いた。フルサイズSシリーズ3機種投入とレンズ20本拡充、AI「Magic LUT」、放送・業務機材の強化に加え、「LUMIX S1II」の部分積層CMOSやARRI LogC3、32-bit floatマイク「DMW-DMS1」も焦点である。“コンパクトシネマ”、BS1Hの位置づけ、S1H後継、S9のEVF、マイクロフォーサーズとコンパクト市場まで整理する。


Panasonic LUMIX Interview – S1H Successor, Cinema Cameras, MFT Commitment, and More | CineD

https://www.cined.com/panasonic-lumix-interview-s1h-successor-cinema-cameras-mft-commitment-and-more/

CineDに、CP+2026でのパナソニック執行役員副社長/イメージングソリューション事業部長 津村氏へのインタビューが掲載されています。


  • CP+ 2026(横浜)で、パナソニックの執行役員副社長でイメージングソリューション事業部長の津村敏行氏にインタビューを行い、2025年の成果、コンパクトシネマへの考え方、「BS1H」の今後、マイクロフォーサーズ、そして2026年に「LUMIX」ファンが期待できることまで幅広く聞いた。

2024年の統合が加速させた開発スピード

  • 2024年4月に民生AVと業務用AV部門を統合して以降、パナソニックは開発を加速させたという。
  • 2025年はフルサイズのSシリーズを3機種(「LUMIX S1RII」「LUMIX S1II」「LUMIX S1IIE」)投入し、交換レンズも20本まで拡充した。
  • その中には待望の「100-500mm」超望遠ズームや「24-60mm F2.8」標準ズームが含まれる。
  • さらに「LUMIX Lab」アプリでは、参照写真をアップロードするとAIが個人向けの色調を自動生成する「Magic LUT」機能も開発した。

民生だけでなく放送・業務も一体で前進

  • 統合の成果は民生カメラに留まらず、業務分野でも顕在化したという。
  • 大判センサーの業務用ボックスカメラ「AW-UB50」「AW-UB10」、業務用カムコーダー「AG-CX370」「CX20」、そしてAF搭載の“業界初”4Kスタジオカメラ「AK-UCX100」を強化した。
  • AIと独自の顔認識を使う「Media Production Suite」も提案し、高精度の人物検出、追尾、オートフレーミングを狙う。
  • 津村氏は、民生と業務の両部門が顧客ニーズに応え、成果が出始めた年が2025年だったと述べた。

「LUMIX S1II」の技術的な肝

  • 「LUMIX S1II」について津村氏は、写真と動画を1台で撮るハイブリッド層を主対象にしつつ、初代S1の色表現、堅牢性、信頼性を継承し、市場トレンドに合わせて進化させたと説明した。
  • 写真では部分積層CMOSによる高速連写、広いダイナミックレンジ、描写性能の向上を強調した。
  • 動画では内部RAW収録や4K 120pが高評価を得ているという。
  • さらに「LUMIX Lab」によるリアルタイムLUTの簡便化、「LUMIX Flow」シナリオ制作アプリ、そしてARRIのワークフローにつながるARRI LogC3実装もポイントとした。
  • 検証ではDR Boost有効時の5.8K ProRes RAWで、露出ラチチュードがARRI「Alexa Mini LF」に匹敵したとされ、民生フルサイズ機として注目に値すると位置づけた。

評価とシェアのギャップへの見方

  • 評価や熱心なユーザーがいる一方で、市場シェアは競合より小さいという問いに、津村氏は“位置”より“軌道”で語った。
  • 「LUMIX」は25周年で、ミラーレス参入は18年前、フルサイズミラーレス参入は6年前に過ぎないという。
  • 動画と写真を両方撮るハイブリッド層でファンは急増しており、シェアも上昇している。
  • 成長の過渡期にあり、差は徐々に縮まるという認識である。

2026年の見どころ:新マイクと“新提案”

  • CP+ 2026で発表されたデジタルショットガンマイク「DMW-DMS1」に触れた。
  • 対応するS/Gシリーズにホットシュー直結し、ケーブルレスで高品位収録を狙う。
  • 「LUMIX S1II」「LUMIX S1IIE」「LUMIX S1RII」では32-bit float収録に対応し、S1系やGH系でも接続時にfloat収録が可能としている。
  • 価格は399.99ドルで、2026年3月下旬出荷予定とされた。
  • 津村氏はこれ以外にも、年間を通じて“ワクワクする製品”と新しいワークフロー提案を多数準備していると示唆した。

“コンパクトシネマ”と「BS1H」の位置づけ

  • ソニー「FX3」、キヤノン「EOS C50」、ニコン「ZR」などに代表される小型の動画特化“シネマ”系に、「LUMIX」の明確な対抗軸がない点を質問した。
  • 津村氏は「GH7」「S1H」「S1II」などがすでにシネマ用途で広く使われ、LogC3も活用されていると述べた上で、統合によりシネマ機はさらに進化できるようになったとし、この領域を強化していくと語った。
  • ただし具体的な新製品の明言は避けた。
  • 「BS1H」については“消えたのではなく進化した”という表現を用い、統合後にLUMIX BOXの概念を発展させ、「AW-UB50」「AW-UB10」を投入したと説明した。
  • 共通IP制御プロトコルで遠隔カメラシステムと統合でき、シネマ的表現を保ちながらIP制御などで進化したという。

「S1H」後継と「LUMIX S9」のEVF議論

  • 「LUMIX S1H」後継については要望を認めつつも、将来ラインアップにはコメントできないとした。
  • 一方で顧客の声を真摯に聞き、動画制作者の期待にどう応えるかを慎重に検討していると述べた。
  • 「LUMIX S9」はLCD中心の撮影スタイルを想定した小型軽量・スタイリッシュ設計で、EVF搭載への要望は強いと認めた。
  • 小型化とEVFの両立を含め、より多くの顧客の期待に応えるバランスを検討しているという。

マイクロフォーサーズとコンパクト市場

  • マイクロフォーサーズが後回しになったのでは、という問いには否定し、「GH7」「G9II」「G97」「G100D」などを挙げた。
  • 「100-400mm LEICA」や「35-100mm F2.8 LEICA」などレンズの動きも示し、Lマウントとマイクロフォーサーズの二本立ては強みだとした。
  • 小型システムが生む機動性とスピードは魅力であり、独自の魅力を際立たせる提案を続けるという。
  • ブリッジ機「FZ」系については、コンパクト市場の復調を踏まえて言及した。
  • CIPAによれば2025年のコンパクト出荷金額は前年比149%に増え、FZ85は堅調で、30倍光学ズームの「TZ99」も好評だったという。
  • 具体的な新製品は語れないが、スマホでは到達できない高品位な静止画・動画でコンパクト市場に価値を提供し続けると述べた。

放送機材と2026年の市場観

  • 放送向けにはB4マウント対応の4Kボックス型多目的カメラ「AK-UBX100」を紹介し、スタジオ、スポーツ中継、ライブイベント用途を想定する。
  • 「AK-UBX100」は2026年度第1四半期にファームウェアでAF対応予定とされた。
  • 最後に津村氏は、市場全体を楽観的に見ていると述べた。
  • CIPAの2025年出荷は前年比107%で5年連続の拡大であり、新規ユーザー向け入門機やコンパクトの需要が牽引している。
  • パナソニックは新規ユーザー向け提案を加速しつつ、プロシューマー向けシネマ機の伸び、スタジオ自動化やソリューションを軸にした業務AVの安定成長も見据え、多数の提案で業界の活性化に貢献したいと締めた。

とのこと



パナソニック コンパクトデジタルカメラ ルミックス TZ90 光学30倍 4K動画記録 シルバー DC-TZ90-S



いろいろと貴重なインタビュー内容ですが、個人的に気になったのは、まず「S1H」後継と「LUMIX S9」のEVFの話ですね。先日、パナソニックが中国で登録したカメラで「LUMIX S1H」後継機が候補に上がってましたが、今回のコメントを見る限り、「LUMIX S1H」後継機は、すぐに登場するという雰囲気ではなさそうですね。

一方で、「LUMIX S9」のEVF搭載については、わりと期待できそうな印象です。「LUMIX S9」が中古市場に多く出回っている理由の一つとしてEVFがないことが指摘されていたという話もありましたし、やはりそこはユーザーからの要望が強いポイントなのかもしれません。個人的にも、後継機ではぜひEVFを搭載してほしいところです。

あと、コンデジにも力を入れていきそうなコメントが出ていたのも気になりますね。最近はコンデジバブルと言われるほど市場が盛り上がっているという話もありますし、この流れを見てパナソニックも動いてくる可能性はありそうです。LX100シリーズの新機種に期待してます。

さらに、マイクロフォーサーズも今後続けていく方針のようですね。個人的には、ぜひGMシリーズを復活してほしいところです。コンデジ人気もある今のタイミングなら、あのサイズ感のカメラはかなり注目されそうな気もします。
CAMEOTA
cameota.com管理人
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