要約
キヤノンが超望遠の新特許(2025-159215)で、前群・中群を共通化し後群のみ変更する“モジュール設計”を継続している可能性が浮上。製造コスト/期間の削減を狙い、RF400mm F2.8の短縮案、未登場のRF500mm F4示唆、RF600mm F4のわずかな短縮など具体例も記載されている。
Is Canon Finally About to Do Some New SuperTelephotos? - Canon Rumors
https://www.canonrumors.com/is-canon-finally-do-some-new-supertelephotos/
Canon Rumorsに、キヤノンの前中群を共通化した超望遠レンズの特許の話が掲載されています。
- この特許出願(2025-159215)は先行する親出願からの分割出願であるが、キヤノンが依然としてこの分野に取り組み、研究を続けていることを示している。
- これは興味深い。なぜなら、キヤノンが“大砲”レンズのコストや製造時間を削減する新しい方法を考えていることがうかがえるからである。
- これらの実施形態はb1とb2の群配置を共有し、b3だけが異なる。
- ただし、実施例を正しく読んでいれば、各レンズ群の径は異なる。
- そうすることで、例えば「400mm」を単純にスケールアップした「500mm」としてレンズ鏡筒を作る際、キヤノンはコストや製造の手間を削減できる可能性がある。
- これは興味深い手法であり、見落としていたが、最新のキヤノンのRF超望遠も同じ設計思想を共有している。
- もし注目すれば、「RF400mm F2.8 L IS USM」と400mm F2.8の実施形態ではb1とb2群が同一で、後群(b3)のみが異なる。
- 「RF600mm F4 L IS USM」を見ると、最初の2群は同じで、後群を変更して焦点距離600mmを実現している。
- 個々のコンポーネントの特性は異なるかもしれないが、根本的には同じ光学設計である。
- これは興味深い。なぜなら、キヤノンは新バージョンのレンズを出すたびに“車輪の再発明”をする必要がないからである。
- 前群と中群に位置する「大きな素子」(高価で特殊コーティングや特殊硝材を要する)は各バリエーションで共通化でき、機械ユニット、マウント、そのほかの機構部も、機械的・工学的な問題がない限り同一のままにできるからである。
RF400mm F2.8 L
- この実施形態は、既存のRF版とはやや異なる構成のキヤノン 「RF400mm」超望遠単焦点を示している。
- バックフォーカス31mmはキヤノンのテレコンバーターに十分な余裕があり、鏡筒全長は既存量産版より約27mm短い。
- F値 2.90。
- 画角 3.16。
- 像高 21.64。
- 全長 360.03。
- バックフォーカス距離 31.01。
RF500mm F4 L
- キヤノンの「RF500mm F4 L」はまだ存在しないため、超望遠ファミリーへの歓迎すべき追加である。
- RFマウントが登場から7年になる今、欠けているのは奇妙に思える。
- バックフォーカス33.09mmはテレコンバーターのための十分なクリアランスを提供し、本設計の他例と同様、主レンズ群の大半がb1の後方に位置するため、ミラーレス機とのバランスも良好になるはずである。
- 焦点距離 392.00/490.00。
- F値 4.12。
- 画角 2.53。
- 像高 21.64。
- 全長 412.08。
- バックフォーカス距離 33.39。
600mm F4 L
- この「600mm F4 L」の実施形態は、既存のキヤノン 「RF600mm F4 L IS USM」に類似している。
- ただし全長は472mmに対して456mmとわずかに短い。
- これにより軽量化と、元の「RF600mm F4 L IS USM」よりもわずかなバランス改善が見込める。
- 焦点距離 588.00。
- F値 4.12。
- 画角 2.11。
- 像高 21.64。
- 全長 476.08。
- バックフォーカス距離 33.21。
まとめ
- これらの超望遠に関するエンジニアリングは興味深い。
- 次の製品に本特許出願が採用されるかは不明であるが、現行のRF超望遠が共通化を進めていることを踏まえると、類似の方向性であっても驚かないであろう。
とのこと
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