2015.09.18
キヤノンが新型ミラーレス機の近日中の投入を明言 - デジカメinfo
http://digicame-info.com/2015/09/post-732.html
デジカメinfoさんにImaging Resource の、キヤノンの真栄田雅也氏のインタビューが掲載。
→Canon Q&A: Imaging chief promises EOS-M for enthusiasts, more and better APS-C lenses, and new printers “in the very near future”
2010年以降開発されたEF・EF-Sレンズは合計で28本だが、そのうちEF-Sレンズはわずか8本しかない。これはフルサイズ重視を示唆しているのか?
- カメラの性能向上と共に画質を改善していかなければならない。
- これがL レンズの改善に取り組んでいる理由だ。
- そして、強調しておきたいが、EF-SとEF-Mレンズの拡張にも積極的に取り組んでいきたい。
キヤノンのセンサーのA/Dコンバーターはオンチップなのか外部なのか?
- 現時点ではオンチップと外部の両方を使用している。
- 最近、オンチップに集中して進めていくことを決定した。
- これは性能の改善を目的としている。
- コストの点では若干不利かもしれないが、競争力が高くなるだろう。
[上の件についてのImaging Resourceのコメント]
- DxOMarkなどのテストでキヤノンのセンサーのダイナミックレンジのスコアが低いのは、A/Dコンバーターが外部に分離されているためだという指摘がある。
- キヤノンは、この技術を他社の特許のために使用できないと推測されていた。
- キヤノンの幹部から、この件に関する直接の回答が得られたのは初めてのことだ。
将来、レンズ交換式カメラに他社製のセンサーを使用するか?
- レンズ交換式カメラのセンサーは全てキヤノン製だが、コンパクトカメラは自社製と他社製の両方のセンサーを使用している。
- もし、他社製センサーを使ってよいカメラを造れると判断したなら、他社製のセンサーを使用する可能性もある。
- なぜなら、我々の最終的な目的は、良いセンサーを造ることではないからだ。
EF-Mレンズはとても限られているが、ミラーレスの今後の戦略は?
- ミラーレスには更に力を入れていく、そして当然ながらEF-Mレンズの拡張も続ける。
- ごく近い将来に、キヤノンはあなたが真に気に入るミラーレスカメラを発表すると思う。約束する。
[上の件についてのImaging Resourceのコメント]
- かなり高性能なEOS M4 がそれほど遠くない将来に登場するように思える
- 真栄田氏が「あなたが気に入る」と強調しているのは、このミラーレス機がエンスー向けのモデルになることを示唆している。
KissやEOS MにデュアルピクセルCMOS AFは採用しないのか?
- 将来はKissクラスのカメラにデュアルピクセルCMOS AFを採用したい。
コンシューマー用とプロ用スチルカメラへの4K動画機能の搭載は?
- プロ用のEOS-1D C とC500では既に4Kを採用しているが、コンシューマー機では、コストの削減が主な課題だ。
8K動画はコンシューマー用と思うか、プロ向けと思うか?
- 8K動画はデータの量を考えると、消費電力が大きな課題で、このためしばらくの間は、プロユースのみになるだろう。
とのこと