Analysis: Why Sony could soon announce the Sony FX3II soon with 24MP, 6K RAW, 4k120p | sonyalpharumors
sonyalpharumorsに、ソニー「FX3」後継機「FX3II」の分析が掲載されています。
- 先週、筆者は「ソニー」がアジアで登録した未発表のカメラが2機種存在し、今後3〜4か月以内に発表される予定であると伝えた。
- コード「WW697160」:ソニージャパンによる登録
- コード「WW084220」:ソニー無錫による登録
- これらの登録データには、Wi-Fiなどの接続仕様に関する情報しか含まれていない。
- しかし読者の一人(Zhang Yi Fei氏)の分析により、「WW697160」は「α7S IV」あるいは「FX3 II」である可能性が高いことが示唆された。以下が、公開情報に基づくその根拠である:
I. 「WW697160」の仕様:映像制作志向を示す構成
5.1GHz Wi-Fi 6E + 80MHz 帯域幅
- 目的:800Mbps以上のデータ転送を維持し、以下を実現
- - 6K RAWのワイヤレスモニタリング(最低600Mbps)
- - 4K/120pのマルチクライアントライブ配信
- ※静止画主体のカメラは通常200Mbps(4K/30p)が限界
23dBmの送信出力(EIRP)
- 目的:RFノイズの多い環境でも30m以上の安定した接続を確保
256QAM変調
- 目的:リアルタイムのフォーカス操作や音声同期のための低遅延・誤り訂正処理
- この構成は、完全にプロフェッショナルな動画制作向けに設計されたものである。
II. 候補が「α7S IV」または「FX3 II」のみである理由
A. α7S IV:5年サイクルが更新時期を示唆
- キヤノン「EOS R5 II」(8K60)やニコン「Z6III」(ProRes RAW)に対抗が必要
- 予想スペック:6K60pオーバーサンプリング、グローバルシャッター、13段以上のDR
- コスト増:Wi-Fi 6E追加コストは25ドル未満で、2,799ドル超の動画向け旗艦には許容範囲
- 過去の「α7S III」もWi-Fi 5(5GHz)搭載
B. FX3 II:Cinema Lineとしてのアップグレード要請
- FX3からの進化内容:6Kオープンゲート、内部RAW、アクティブ冷却
- 23dBmの電力はファン内蔵の熱処理設計に合致
III. なぜ「α7 V」や「RX1R III」は対象外か
A. α7 V:コスト・性能の不均衡
項目 α7 Vの実態 WW697160の要求 相違点 Wi-Fi規格 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6E 無意味なコスト増 最大動画性能 4K/60p(1.5xクロップ) 6K RAW対応 帯域過剰 消費電力 12.4Wh(Zバッテリー) 高出力Wi-Fiで電力消費増 バッテリー寿命悪化 価格帯 2,199ドル 高コスト部品で価格上昇 商業的に不合理
- 製品企画段階で却下される構成である。
B. RX1R III:物理的に不可能
項目 RX1R IIIの制限 WW697160の要求 不一致点 放熱能力 アクティブ冷却なしの小型ボディ 5W以上の発熱 15分でオーバーヒート バッテリー NP-BX1(1240mAh) Wi-Fi 6Eで40%/時消費 実用時間20分未満 想定ユーザー スナップ写真家 映像制作クルー 重複なし 価格正当性 センサー主導で2,399ドル 高額RF構成 回収不可能なコスト
- 「Wi-Fi 6EをRX1R IIIに載せるのは、ロードバイクにジェットエンジンを積むようなもの」。
IV. ビジネスロジックにおける整合性
「ソニー」は製品ラインごとの仕様と価格戦略が非常に明確である。
- 動画旗艦(α7S/FX):無線・IOの強化機能にコストを充当
- ハイブリッド/静止画機(α7M7/α7R):不要な仕様を排除し価格を抑制
- ニッチコンパクト(RXシリーズ):複雑さと発熱を最小化
- 「WW697160」の仕様はこれらの制約にすべて反しており、「α7S IV」または「FX3 II」以外の可能性は排除される。
- 正式発表は2025年7〜8月と予想される。
- 筆者としても、この「WW697160」は「FX3 II」であると考えている。6Kセンサー、4K120p、さらには「α9 III」と同じグローバルシャッターの搭載もあり得る。
とのこと
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