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要約

2025年に入り、ニコンの噂は現実味を増し続けている。エントリーからシネマまで広がったZシステムの次手は何か。「Zf II」の可能性、冬季五輪期を見据える「Z9 II」の進化、混沌とする「Z7 III」の仕様観測を整理し、近未来のロードマップを俯瞰する。


Nikon rumors 2025 - Camera rumors in 2025: what cameras are coming, officially and otherwise! - Page 2 | Digital Camera World

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Digital Camera Worldに、ニコンの2025年のカメラの噂の振り返りと2026年に登場する可能性があるカメラの噂が掲載されています。


ニコンの噂 2025

  • ここ最近、ニコン関連の噂はことごとく現実になっており、「火のない所に煙は立たぬ」という古いことわざの説得力が増している状況である。
  • 今年だけでも、静止画メインの新ボディとしてニコン「Z5 II」とニコン「Z50 II」が登場し、さらにZマウントを採用した“Yellow Red”“Red Zed”ことニコン/REDのカメラ群、そして最新では新シネマライン「Z Cinema」シリーズ第一弾となるニコン「ZR」が投入された。
  • こうしてラインアップを見てみると、Zシリーズはエントリー機からプロ用機、さらにはプレミアムなレトロモデルまで一通り揃い、ニコン史上もっとも“幅広くまとまった”システムになりつつある(なかでも「Z fc」とHeralbonyのコラボモデルは、同社史上もっとも洒落たカメラと言ってよいだろう)。
  • では、2025年が本格的に動き出した今、最新のニコンの噂とはどのようなものなのか。

ニコン「Zf II」

  • ニコン「Zf II」に関する“ささやき”のような噂は耳にしているが、正直なところ、現時点では願望まじりの話に聞こえる部分が大きい。
  • そもそもニコン「Zf」というシリーズは、プレミアムで特別感のあるカメラとして位置づけられているはずだ。
  • その“特別枠”を、細かな改良を重ねたマイナーチェンジ版や派生モデルで次々と埋めてしまうのは、シリーズの価値をかえって薄めてしまう危険がある。
  • とはいえ、3300万画素センサーを積んだ上位版が検討されている、という話が本当なら、それはそれで興味深い展開だ。
  • ただ、率直に言えば、自分としてはボディを増やす前に、「Zf」や「Z fc」に似合うレトロ調の交換レンズをきちんと揃えた方が、ニコンにとってはよほど有益だと思っている。
  • もちろん、噂話の世界では、「Zf II」とされている情報の一部が、まったく別の新カメラと混同されている可能性も十分あるだろう。

ニコン「Z9 II」

  • パンデミックと、それに続くサプライチェーン崩壊は、オリンピック周期にあわせた“フラッグシップ機の世代交代”のリズムを完全に狂わせてしまった。
  • 本来であれば、主要3社は夏季オリンピックに向けてフラッグシップを投入するのが慣例だったが、そのルールはもはや崩壊している。
  • そうしたなかで、ニコン「Z9 II」は、2026年冬季オリンピックに間に合うタイミングで登場すると見られている。
  • 耳にしている話からすると、「Z9 II」に求めるべきなのは“革命”ではなく“進化”だ。
  • これは、オリジナルのソニー「α1」からソニー「α1 II」へのアップデートが、あくまで段階的な改良にとどまったのとよく似ている。
  • つまり、ニコン「Z9 II」も基本的なコア技術は現行のニコン「Z9」と大きく変わらず、センサーも同一もしくは近いものが使われる可能性が高いということである。
  • 一方で、もっとも大きな変化が期待されているのは動画機能の側だ。
  • ニコンは、2024年に買収したシネマカメラメーカーRED(最高峰クラスのシネマ機を多数手掛けるメーカー)から得た技術を取り入れ、「Z9」が持つ優れた動画スペックをさらに強化する方向だと言われている。

ニコン「Z7 III」

  • ニコン「Z7 III」に関しては、あまりにも多くの情報と憶測が飛び交っており、“本物の情報”と“願望ベースの噂”を切り分けるのが難しい状況だ。
  • ニコン「Z6 III」の登場によって「次はZ7 IIIだ」という期待が一気に高まり、「当分出ない」という話と「もうすぐ発表だ」という話が入り乱れ、一部ではスペック表まで出回っている。
  • 現在もっとも耳にする大きな噂のひとつは、「ソニー『α7R V』を打ち倒すべく、6700万画素センサーを搭載する」というものだが、この話には信頼に足るソースが見当たらない。
  • 現実的には、従来どおりの約4570万画素クラスを維持しつつ、「Z6 III」のような“部分積層”センサーを採用する、という線の方があり得そうである。
  • もっとも、ファミリー内にはすでにニコン「Z6 III」やニコン「Z8」/ニコン「Z9」といった高速機が存在する以上、「Z7 III」に本当に積層系のセンサーが必要なのか、という疑問も残る。
  • 8K動画については、おそらくこれまで通りニコン「Z8」とニコン「Z9」が担う領域のままで、「Z7 III」は4K動画(うまくいっても最大6K程度)にとどまると見るのが妥当だろう。
  • その代わり、他機種で強化されてきた手ブレ補正性能は確実に引き継がれるはずであり、実効8段分クラスの補正効果が期待できるかもしれない。

とのこと



SIRUI 100mm T2.9 1.6X フルフレームアナモルフィックレンズ シネマレンズ (Zマウント)



今年のニコンは「Z5 II」「Z50 II」「ZR」と、登場したカメラの数自体は多くなかった印象がありますが、どれもコスパの非常に高い良カメラだったように感じますね。

そして来年の噂ですが、まずは「Zf II」。これは私的には初耳かもしれません。モデルサイクル的には少し早い気もするので、マイナーチェンジ寄りのモデルになる可能性が高そうですよね。あるいは、記事中にあるような3300万画素センサーを積んだ上位版だったとしたら、それはそれでかなり気になるところです。

そして、以前から来年登場するといわれている「Z9 II」ですね。なんだかんだで「Z9」の登場から丸4年が経ちますし、そろそろ後継機が出てきてもおかしくないタイミングですよね。記事では動画周りの進化が期待されているようですが、個人的にはフラッグシップ機ならではの、突き抜けた高速連写性能のブラッシュアップにも期待したいところです。

「Z7 III」に関しては、「Z8」が登場した現状ではやや微妙な立ち位置になっている印象もありますよね。少し前に「Z7 III」はTowerJazz製の6700万画素センサーを採用するなんて噂もありましたし、高画素に特化した機種として位置付けられるのかもしれません。

この記事内には触れられていませんが、先日にはミニ「Z9」のようなDXプロ向け機「Z90」が登場するという話も出ていました。来年のニコンからどんなカメラが登場するのか、楽しみですね。
CAMEOTA
cameota.com管理人
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国内外のカメラ情報を翻訳・要約し、発信しています。最新の噂から発表後のレビューまでカバー。

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