【経済裏読み】カメラもエレキも「傷が勲章」…ぼろぼろの新品が人気、骨董品気分が支える高価格 - 産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/150505/wst1505050008-n1.html
産経WESTに「ライカM-Pセット“CORRESPONDENT"By Lenny Kravitz」の話が掲載されています。
- ライカが限定125セットで発売した「ライカM-Pセット“CORRESPONDENT"By Lenny Kravitz」は351万円。
- 同じタイプのレギュラー品でもカメラ本体だけで1台100万円ほど。
- 限定品は使い古したような風合い。黒いボディーの角の部分は塗料がはげて地金が見えている。
- 実際に使い込んだわけではなく、新品にわざと傷を付けている。
- 商品名に出てくる「Lenny Kravitz(レニー・クラヴィッツ)」は米国のロック・ミュージシャン。
- 限定商品は、レニー・クラヴィッツが若いころに父親からプレゼントされたライカの雰囲気をイメージ。
- かつてフィルムカメラのライカは、ベトナム戦争で戦場カメラマンに愛用された。
- 頑丈で知られ「調子が悪くなったのでジャングルの泥水で洗ったら元に戻った」という伝説があり、傷はむしろ勲章。
- ただ、今回の限定商品は、どんどん性能の良い商品が登場するデジカメ。地金が出るまで使い込まれることはまれ。
- ライカのような高級品は、使うよりも「所有すること」に価値を見いだす人も少なくない。
- 「使い古した超高級デジカメ」というコンセプトはかなり不自然。
- 同じような骨董品もどき商品はエレキギターが先行している。
- 1950~60年代に製造され、使い込まれたヴィンテージものを再現した商品。
- 「レリック」や「エイジド」と呼ばれ、いまや一つのジャンル。
- レリックのギターの価格はライカ限定品と同様に、通常の商品よりも高く設定。
- 細かな加工に要する労働投入量が反映され、数十万~100万円程度。
- ヴィンテージは数百万円から1千万円超にまで高騰し投機対象となったもの考えれば安い買い物。
- レニー・クラヴィッツなど有名ミュージシャンには、ヴィンテージ・ギターのコレクターも多く貴重品をステージで使うことがある。
- ただ、多くのミュージシャンはレリックを代用。彼らに憧れた若手やアマチュアはレリックに手を伸ばす。
- メーカー側からすれば、ヴィンテージは中古品市場で流通するもの。
- 価格が高騰してももうけにはならない。
- 中古のライカもいまだに結構な価格で取引されている。
- こうした状況を収益に結びつける上で、骨董品もどきは貴重な高付加価値商品。
- 道具の持つ雰囲気が使う人の気分を高揚させるのは確か。
- 傑作を生むかきっかけになるかもしれない。
- 骨董品もどきの価格は、労働投入量に加え、効用(満足の水準)と期待に押し上げられている。
とのこと
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