Sony RX1R III vs Leica Q3 « NEW CAMERA
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NEW CAMERAに、ソニー「RX1R III」とライカ「ライカQ3」の比較が掲載されています。
- 2台のプレミアムコンパクトカメラを比較し、あなたに最適な一台を見つけよう。
- もちろん両者には価格差があり、「Leica Q3」はやや高価で、「RX1R III」はより手頃な価格帯で入手可能である。
- しかし2機種を比べるなら、どちらがあなたによりふさわしいのか。以下で確かめてほしい。
項目 「Sony RX1R Mark 3」 「Leica Q3」 価格帯 安価 高価 レンズ 固定35mm F2(手ブレ補正なし) 固定28mm F1.7(光学式手ブレ補正付き) レンズの光量性能 光をあまり取り込まない(F2) 1段分多く光を取り込む(F1.7) 手ブレ補正 デジタル動画ISのみ(クロップベース) 光学式手ブレ補正(約4.5段分) 低照度性能 中程度(F2、OISなし) 優秀(F1.7 + OISでスローシャッター可能) EVF(電子ビューファインダー) 236万ドットEVF(「RX1R Mark II」と同じ、9年前の技術) 576万ドットの高解像度EVF 防塵防滴性能 あり(ただし公式認証なし) IP52認証の防塵防滴仕様 ビルドクオリティ 高品質でコンパクト 高品質かつ堅牢な防塵防滴設計 携帯性 よりコンパクトで軽量 やや大きく、重め
「RX1R III」と「Leica Q3」の比較
- ご覧の通り、両機とも非常に高品質に仕上げられており、見比べるだけでもそれは明らかである。
- ただし注目すべき点は、「Leica Q3」の28mmレンズには光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されており、約4.5段分の効果がある点である。
- 一方、「RX1R III」はデジタル動画手ブレ補正のみであり、これは映像にクロップを加えることでブレを軽減するものである。
- もう一点、レンズの明るさに関しても重要である。
- 28mm F1.7レンズは、35mm F2レンズよりも1段分多く光を取り込むことができる。
- したがって、暗所撮影において「Leica Q3」の方がより有利であり、OISと組み合わせることでスローシャッター撮影にも強みを持つ。
- また、同じデザイン要素の中にEVFも含まれる。
- 「RX1R III」は、約9年前の「RX1R II」と同じ236万ドットのEVFを搭載しているのに対し、「Leica Q3」は576万ドットの高解像度EVFを備えている。
- 「Leica Q3」のボディにはIP52等級の防塵防滴認証があり、堅牢性が保証されている。
- 一方、「RX1R III」にも防塵防滴設計はあるが、公式認証は存在しない。
- 携帯性の面では「RX1R III」の方がやや軽量かつコンパクトであり、ポータビリティを重視するならこちらに軍配が上がる。
高感度比較テスト:「Leica Q3」 vs 「Sony RX1R III」
- 左側の画像は、同じ6100万画素センサーを搭載した「α7CR」で撮影されたものであり、使用レンズは「85mm G Master F1.2」をF5.6に絞って使用。
- 右側は「Leica Q3 43」で、こちらは43mm F2.0の「APO-Summicron ASPH」レンズをF6.3で使用している。
- ライカはJPEG画像に不自然なスムージング処理を加えておらず、文字情報も鮮明に見える。
- 一方、「α7CR」ではISOを上げた際に、情報が潰れてしまっている印象がある。
- ISOを51200まで上げても、「Leica」は色情報をしっかり保っているのに対し、「Sony」はカラーブロックが崩壊し、ノイズが顕著となる。
RAW比較:ライカはノイズが少ないという驚き
- 高ISOでも「Leica」のRAWファイルは、「Sony α7CR」よりも明らかに色ノイズが少ない。
画質比較の結論:ライカが明確な勝者
- 個人的にはスタジオ機材としてソニーを使用しており、大のソニーファンであるが、事実は事実であり、ライカはソニー「α7CR」のセンサーよりも明らかにノイズの少ない画像を生成している。
- このテストを経て、ライカへの敬意がさらに高まった。
- 両機とも同じセンサーを使用しているが、「Leica Q3」は15コマ/秒の連写に対応しており、「RX1R III」の5コマ/秒を大きく上回っている。
- また、バッファも「Leica Q3」は63枚RAWに対応し、ソニーの52枚を上回る。
- 「Leica Q3」には光学式手ブレ補正も備わっており、F値の明るさ、ISOレンジ、手ブレ補正の組み合わせにより、より低照度下でスローシャッター撮影が可能となっている。
- 総合的に見ても、「Leica Q3」は競合よりも一歩抜きん出ているといえる。
最終結論:どちらのカメラを選ぶべきか?
以下に当てはまるなら「Leica Q3」がおすすめ:
- 優れた画質が必要な方(テストで明確に差が出た)
- 8KやProRes、高フレームレートなどの高度な動画機能が必要な方
- 静止画/動画のブレを抑える光学式手ブレ補正を求める方
- 屋外撮影に適した防塵防滴性能を必要とする方
- アクション撮影に適した15fps連写を活かしたい方
- 暗所や広角に強い28mm F1.7レンズを活かしたい方(スナップ・風景など)
以下に当てはまるなら「Sony RX1R III」がおすすめ:
- 携帯性重視(旅行や目立たないスナップに最適)
- HEIF対応でファイルサイズを抑えたい方
- 動画の時間制限なしで長時間録画したい方
- ポートレートやタイトな構図に最適な35mm F2レンズを活かしたい方
とのこと
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