2016.10.02
シグマ社長が語る「85㎜ F1.4」など最新レンズ3本 - Photokina 2016にて | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2016/09/30/sigma_photokina/
マイナビニュースに、シグマ3本の新レンズ「85mm F1.4 DG HSM | Art」「12-24mm F4 DG HSM | Art」、「500㎜ F4 DG OS HSM | Sports」についての、シグマ山木社長へのインタビューが掲載されています。
SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art
- 一番いい性能を出そうという考えから開発されたレンズ
- バランスをとって、中途半端になっては意味がない。とにかく画質を追求した製品。
- 85㎜の単焦点では、「Otus 1.4/85」が最も高画質というのが山木社長の判断。
- シャープネスや色収差を抑えている点など、「Otus 1.4/85」をベンチマーク。
- Otus 1.4/85は高画質だが、マニュアルフォーカスで高価。
- シグマの85㎜ F1.4では、AFに対応しながら同クラスの画質を目指して開発を進めた。
- 中心から周辺まで「フラットに性能が出ている」。
- シャープネスやボケ味も重視。色収差では特に軸上色収差の解消に注力。
- 「見方によってはOtus 1.4/85を超えている部分もある」
- Otus 1.4/85は40万円を超える価格だが、その半額以下を想定
SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art
- このレンズを開発している最中の2015年2月には、キヤノンが「EF11-24mm F4L USM」を発売。
- 山木社長は「(11mmとは) やられたよ」と笑う
- それを受け再検討、無理をして12mm以上にはせず、画質と明るさを重視して開発を決定。
- 広角ズームでF4通しを実現しながら、低価格に抑えられた秘密は、大口径非球面レンズ。
- 通常、大口径の非球面レンズは1つ1つ研削して仕上げていく。
- シグマでは今回、非球面レンズにモールド成型を採用。
- これまで、モールド非球面レンズは小型のレンズで使われていた技法
- 次第に大きなレンズにも適用できるようになりつつある。
- 一眼レフ向けで最大のグラスモールド非球面レンズは直径50mm。
- 12-24mm F4では、直径80㎜のグラスモールド非球面レンズの製造を可能に。
- 「これがブレークスルーになった」と熱が入る。
- 他社では製造できない80mmの非球面レンズを、photokinaの会場で海外のメーカーに見せると、驚いたうえで「うちに納入しないか」と誘われる。
SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports
- 同様のレンズはキヤノンやニコンも持っているが、100万円を超える価格帯
- これを低価格化することがプロジェクトのコンセプト。
- 価格以外でも負けないよう「光学設計は当然最高性能だし、防塵防滴、マグネシウム合金を使って軽量化を図り、フードもカーボン素材にした。そこはケチらない」
- 100万円クラスのレンズに負けない仕様にした。
とのこと
SIGMA 単焦点中望遠レンズ 85mm F1.4 EX DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応 320546