要約
10月発売のニコン「ZR」が初登場1位でスタート。予約殺到の勢いそのままに、現在は取り寄せ状態である。2位はソニー「α7C II」、3位にリコー「GR IV」。富士フイルムは「X-E5」が一服し、「X-M5」は品薄で伸び悩む。一方、ニコン「Z5 II」は再浮上。各社の攻防が激しさを増している。
2025年10月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング | THE MAP TIMES
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THE MAP TIMESに、マップカメラ2025年10月の新製品の販売ランキングが掲載されています。
新品デジカメ10月ランキング
順位 メーカー 商品名 カテゴリ 1位 Nikon ZR デジタルムービーカメラ 2位 SONY α7C II ミラーレスカメラ 3位 RICOH GR IV コンパクトデジタルカメラ 4位 FUJIFILM X-E5 ミラーレスカメラ 5位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ 6位 FUJIFILM X-M5 ミラーレスカメラ 7位 Nikon Z5II ミラーレスカメラ 8位 SONY α7IV ミラーレスカメラ 9位 Nikon Z f ミラーレスカメラ 10位 FUJIFILM X-T5 ミラーレスカメラ
10月24日発売のニコン「ZR」が初登場1位を獲得
- ニコンが米国の映像機器メーカーRED社を買収し子会社化した2024年3月以来、待望のカメラの登場ということで、発売前から大きな話題に。
- 9月18日に予約を開始すると、直ちに多くの予約を承ることとなった。
- メーカーの尽力もあり十分な数の初回入荷があったが、その後も販売数は伸び続け、11月現在は「お取り寄せ」状態になっている。
- 動画撮影専用機はこれまでランキングで長く上位を維持することが少なかったが、はたして今回の「ZR」はどうか。
- 今後の動向が大いに気になる機体である。
2位にはおなじみのソニー「α7C II」
- 「ZR」には差をつけられたが、すでにロングセラーの域にある機体が健闘。
- 10月14日まで続いたキャッシュバックキャンペーンへの駆け込みが多かった模様である。次回以降がどうなるか注目。
2位と僅差の3位にリコー「GR IV」
- 9月の発売以来、供給不安定は解消されず、入荷が決まった際に限定的に注文を承る形となっている。
- そして注文受付を開始すれば、途端に予定数に達する。やはり凄い人気ぶりである。
今回5位に入った「GR IIIx」とともに、外国人観光客からも連日多くの問い合わせを受けている
- 供給が安定し、欲しいときに手に入れられる状況となれば、両機で上位を独占する可能性は十分あるが、はたしてそれがいつになるか。
4位に富士フイルム「X-E5」
- 3位からはやや離された結果となり、前回3位から一つダウンである。
- 質量約445gの軽量コンパクトなボディに、上位機「X-T5」と同じ約4020万画素センサーと画像処理エンジンを搭載したハイスペック機として登場した「X-E5」。
- その話題性もあり、発売月の8月には2位以下に圧倒的大差をつけ初登場1位を獲得した。
- しかし、そこで欲しい層に行き渡ったのか、前回そして今回と販売数・順位ともに下落している。
- ハイスペックゆえに、小型軽量モデルながら販売価格が高めに感じられる点も影響しているのかもしれない。
前回、発売2カ月目だったその「X-E5」を抑えて2位につけた富士フイルム「X-M5」は、今回は6位
- こちらの供給不足はかなり深刻で、新規注文を承れない状態である。
- Xシリーズのエントリーモデルとして非常に魅力的な価格の機体であり、供給が安定していればまだまだ上位を狙えたと思われる。
富士フイルムはもう1機種、「X-T5」が10位に入っている
- Xシリーズの大黒柱的存在。後発の新型モデルに押されている感はあるが、ランキングの常連として人気を保っている。
順位を戻し、7位にニコン「Z5II」
- 前回はキャッシュバックキャンペーンの駆け込み需要が目立ったキヤノン勢や、まさかのハッセルブラッドのランクインなどもあり、ランク外に押し出された「Z5II」。
- しかし、今回はしっかり返り咲きを果たした(代わりにといえば、キャンペーンが終了したキヤノンはランク外)。
- 今回、動画特化の「ZR」が注目を集めたニコンだが、今後も安定して人気を保っていくのはこの「Z5II」だと思われる。
- 他メーカーの主力機とのせめぎ合いを見るのも、ランキングの楽しみの一つである。
8位にソニー「α7 IV」
- 2位の「α7C II」と同様、キャッシュバックキャンペーンの駆け込み需要が大きく影響したようである。
- それ以外の月ではランク外になることが多い「α7 IV」。次回はやや苦戦か。
今回新品ランキング最後の紹介は、9位のニコン「Z f」
- 9月下旬にシルバーモデルが発売され、前回久々にランキングに戻ってきた。今回はさらに一つ順位を上げた。
- 前回同様、今回もシルバーがブラックを上回る販売数を記録。
- 発売からかなり時間をおいて色違いモデルを出すのはAPS-C機のニコン「Z fc」と同じだが、他メーカーではあまり見られない戦略。
- これも息の長い人気につながるのだろうか。
- 今年度に入り、富士フイルムは「GFX100RF」の発売から連続的に新製品を投入し、ランキングを席巻してきた感があるが、今回はやや息切れしたようである。
- むろん、他メーカーも黙ってはいない。
- 今回のニコン「ZR」のように、インパクトの強い新型機の登場が今後も控えている。
- 次に好調の波に乗るのは、はたしてどのメーカーであるか。
とのこと
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