要約
YouTubeチャンネル「Dylan Goldby」が、富士フイルム「X100VI」の長期レビューを公開した。ホストは予約開始初日に注文し、実際に手元に届くまで18カ月待ったうえで本機を評価している。レビューでは、シリーズ初となるボディ内手ブレ補正(IBIS)を大きな進化として高く評価する一方、4000万画素センサーや操作性には厳しい指摘もあり、「結論はYes and No」とする興味深い内容となっている。
富士フイルム X100VI:待つ価値はあったか?(長期レビュー)
YouTubeチャンネル「Dylan Goldby」による富士フイルム「X100VI」の長期レビューから、主要な評価点を要約。
予約開始初日に注文し、手元に届くまで18カ月待ったうえで評価しています。
1. 全体評価:待つ価値はあったか
- 進化だが革命ではない
- 富士フイルム「X100VI」は前機種の富士フイルム「X100V」からの堅実なスペックアップで、根本的な変革ではない。技術的に完璧なカメラというより、「純粋に写真を楽しむため」の日常ツール(スマートフォン代替)として位置付けている。
- 結論はYes and No どちらとも言えない
- 手ブレ補正(IBIS)の搭載は大きな価値だ。一方で画素数増加や操作性の課題もあり、結論としては「IBISが必須な人以外は、富士フイルム『X100V』を使い続けるか、中古で『X100V』を買うほうがいい」としている。
2. 主要機能の評価
- IBIS=最大のゲームチェンジャー:小型化して内蔵されたIBISが最大のメリットだという。レンズシャッター(シャッターショックが出にくい)と組み合わせることで、1/8秒〜1/2秒の低速でも手持ちでシャープに撮れ、三脚なしで風景やストリートの“動体ブレ表現”(水流や人混みなど)を作りやすくなった。
- 4000万画素センサー=メリット薄い:スピードと手軽さが信条のこのシリーズに40MPは過剰で、ファイルサイズ増とストレージ圧迫が主な影響だと酷評している。旧世代センサーのほうが適していた、という主張だ。
- AFと新プロセッサー:鳥や電車などを認識するAIフォーカスが追加されたが、実用性は低くギミック寄りという評価。逆光やレイヤーが複雑な場面では迷いも残り、AF速度はプロセッサーではなくレンズ側に制約されている感触だとしている。
3. 操作性・UIの不満
- Q(クイック)メニューの制限:Qメニューの最初の1枠が「カスタム設定バンク」に固定されており、使わないユーザーには無駄なスペースと手間だと強く批判している。
- 物理ボタン不足:メニューを見ずに操作したい観点から、十字キー(4ウェイセレクター)の復活を望んでいる。
- 背面LCD/EVFの“見栄え”チューニング:背面LCDやEVFがスマホ的にコントラスト強めで「良く見える」方向に調整されており、撮影時の見た目と、帰宅後にキャリブレーション済みPCモニターで見るRAW(やや眠たい印象)とのギャップが出ると指摘している。
4. おすすめアクセサリー(小型・軽量を最優先)
- ストラップ:グリップやサムレストは使わず、「BlackRapid」のリストストラップで常に手に持てる運用。
- ラッシュフ:「Godox」「X3」トリガー+超小型フラッシュ「IT30 Pro」。レンズシャッター(高速シンクロ)との相性が良いという。
- フィルター:「Nissi」のスクリュー式保護フィルター(純正キャップが使用可能)、「Nissi」/「Haida」の超小型角型フィルター。カメラ内蔵の4段NDと組み合わせ、長時間露光を楽しむ意図だ。
- コンバージョンレンズ:純正の「WCL」(広角)と「TCL」(望遠)を使用。ただし、これから買うなら「Viltrox」製のほうがコストパフォーマンスが良い、と勧めている。
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