価格.comマガジン α7シリーズユーザー注目のMFレンズ、カールツァイス「Loxia 2/50」実写レビュー
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1803/?cid=camera_fb_kakaku
価格.comマガジンにカールツァイス「Loxia 2/50」レビューが掲載されています。
- Loxia 2/50をα7Sと組み合わせて撮影・検証
- カールツァイスらしくコントラストが高く、色描写に特徴があるレンズ。
- 有効画素数を約1220万画素に抑えることで広いダイナミックレンジを実現したα7Sの性能も大きいのだろうが、豊かな階調の色が得られる。
- 特に青色の表現力が高く、深くて印象的な色に仕上がる印象。
- 非常に魅力的な色描写を楽しめるレンズ。
- 開放F値をF2に抑えていることもあってか、絞り開放からシャープな特性を発揮するのも特徴。
- 開放でも気になるような色収差はほぼなく、ピント面では高い解像感が得られる。
- 開放だと周辺部の光量がやや落ちるが、周辺でも流れるようなことはなく、全面にわたって安定した描写を発揮。
- 逆光にも強く、フレアやゴーストも発生しにくい。
- 標準レンズとしてはもう1段明るいF1.4のスペックが欲しいという意見もあると思うが、開放から問題なく使える高い描写力は大きな魅力。
- ボケについてはやや独特
- ピントが最短撮影距離の0.45mから3~4m程度の位置にある場合、近距離でのボケ量が多く、やわらかなボケが得られる印象。
- 特に、0.8~1.5mくらいのピント位置で得られる、なめらかな背景ボケがすばらしい。
- スナップで近距離の被写体を撮影していると、立体的な描写が得られることが多い。
- 光芒が出やすいのもこのレンズの特徴。
- ただし、絞り羽根は10枚と多いのだが、F2.2~F4くらいだと、背景の光源が多角形のボケになることがあった。
- 被写体や背景の距離などの条件にもよるのだが、開放から少しでも絞ると真円ではなくなることが比較的多いような印象。
- α7シリーズにマッチするデザインとコンパクトサイズも、このレンズの魅力。
- 操作感も上々で、特にフォーカスリングのトルク感が絶妙。
- もう少しトルク感が強くてもよいという方もいるとは思うが、軽すぎず、重すぎない感じで、均一でなめらかなリング操作が行えた。
- 絞りリングも扱いやすくなっているが、DeClick機能(クリック感の有無を切り替えられる機能)を搭載していることもあってか、クリック感が少し弱いのが気になった。
- バッグからカメラを取り出す際などにリングがどこかに触れてしまい、不意に絞り値が変わってしまうことがあった。
- カメラ側のレンズ補正機能は有効に働くようになっている。
- α7シリーズでは周辺光量、倍率色収差、歪曲収差を補正することが可能
- (オートもしくは切を選択できる)
- 初期設定ではそれぞれ「オート」「オート」「切」が選択されている。
- それぞれをオートと切で撮り比べてみて特に気になったのが周辺光量落ち。
- 周辺光量補正を切にすると、オートと比べて周辺光量落ちがやや目立つ結果。
- また、被写体によっては歪曲収差も気になる場合があった。
- 気になるようであればオートに変更したほうがよい。
- 電子接点を持っているので、カメラと連動して絞り値をExifに記録したり、MFアシスト機能を利用できる。
- α7シリーズとの組み合わせを考慮して設計されており、最新のデジタル設計でシャープな描写が得られるようになっている。
- 重量約320gとけっして軽量なレンズではないが、α7シリーズに装着すると重量バランスがよい。
- α7シリーズとデザインのマッチングも取られており、装着してみるとなかなかに高級感のある組み合わせ。
- Loxia 2/50は、使い勝手、描写力、デザインなどでα7シリーズに最適化されたレンズとなっている。
- オートフォーカスレンズが全盛ではあるが、α7シリーズユーザーにとって、魅力的なマニュアルフォーカスレンズが登場したと言っていい。
とのこと
Loxia 2/50のDeClick機能チェック動画
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