2014.12.30
メーカー直撃インタビュー:オリンパス編
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/special/dcm_int_2014/20141225_681475.html
デジカメ Watchにオリンパスイメージング戦略統括本部長 半田正道氏、開発本部 副本部長 鈴木隆氏へのインタビュー記事が掲載されています。
以下は気になる部分を抜粋。
■イメージセンサーの高画素化&大型化などについて
- 画質を決める一つの要素として、小さいよりは大きい方が有利。
- しかしシステム全体のサイズを考えればマイナス面もある。
- どこかにベストバランスポイントがあるはず。
- オリンパスではそれがフォーサーズだと確信している。
- 今は、PENやOM-Dのラインナップの構築が先決。
- まずはこのセンサーサイズで最高の製品の開発に力を入れていく。
- 画素数については、全体の流れとしては高画素化に向かう。
- ただしその速度はゆるやかになると思われる。
- ノイズやダイナミックレンジなどとのベストバランスを探りながら対応していきたい。
- 広告用写真のように必然的に高画素を必要とするユーザーの方々には高画素化のメリットはある。
- 高画素化することで豊富な情報量が得られる。それをなにかに利用できるかもしれない。
- ただし現状では高画素化すれば、高感度撮影のときの画質の問題や、レンズの性能限界のことも考えなくてはならない。
- 敢えてそこまでいくのか?ユーザーが本当に必要とするのか?ということも考えなくてはいけない。
- イメージセンサーには性能面では高速化、低消費電力、高感度特性、高ダイナミックレンジといったところを望みたい。
- 機能ということでは像面位相差AFのようにAFなどの基本性能の高性能化をアシストするための機能を望んでいる。
- 現在はマイクロフォーサーズがバランスの点でもっとも優れたセンサーサイズだと考えている。
- 将来にわたって大型センサーを採用しないとは言い切れない。
- 現在は具体的な計画はない。
■交換レンズについて
- レンズ、イメージセンサー、画像処理といった高画質のための3大要素のバランスが重要だと考えている。
- レンズは画質に与える影響が大きく、カメラのシステムの中でもっとも重要。
- センサーに入るまでの画像情報をいかにロスなく正確に伝えるか、それがレンズの役割。
- レンズの技術開発のポイントは設計と製造技術とのバランス。
- 現在の製品で最先端の設計、製造技術を使っている。
- しかし、それでもまだ実現できないことが数多く残っている。
- これを突き詰めていくということに注力したい。
- いま以上の高画質化と小型軽量化を両立させることも大切だと考えている。
■フォーサーズセンサーを使ったレンズ固定式のコンパクトカメラは?
- 否定するわけではないが、センサーサイズを大きくすると失うものもあるのも確か。
- フォーサーズのコンパクトカメラだと、そのカメラをどう位置づけるかが重要なポイント。
- もし商品化するにしても、他社の二番煎じ三番煎じでは価値がない。
- 特徴ある製品として商品化したSTYLUS 1やToughなどのようになにかヒントがあるのではないかと思っている。
- いまそうしたことを考えながらオリンパスらしさのあるカメラを探っているところ。
- 研究中という答えにさせてほしい。
とのこと
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS-1S 28-300mm 全域F2.8 光学10.7倍ズーム ブラック STYLUS-1S BLK
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