2020.05.19
カメラグランプリ2020
http://www.cjpc.jp/gra/2020/grandprix20J.html
- 「カメラグランプリ2020」受賞機種発表。
- 2019年4月1日~2020年3月31日に発売された製品から各賞を選考。
- カメラグランプリ「大賞」は、期間内に新発売されたスチルカメラの中から、最も優れたカメラ1機種を選び表彰するもの。
- 日本国内で新発売された交換レンズの中から最も優れた1本を選ぶ「レンズ賞」
- 一般ユーザーがWeb上の専用サイトから投票する「あなたが選ぶベストカメラ賞」(投票期間:2020年3月16日~4月12日)
- カメラ記者クラブ会員が「大賞」「レンズ賞」を受賞した製品を除くすべてのカメラと写真製品・機材を対象に、大衆性、話題性、先進性に特に優れた製品を選ぶ「カメラ記者クラブ賞」の合計4つの賞を設けている。
カメラグランプリ2020大賞:α7R IV (ソニー)
- フルサイズミラーレス機のα7シリーズの中でも高画素機Rの4代目のモデル。
- 有効約6100万画素、先代α7R IIIの有効約4240万画素から大幅アップ。
- 撮影画像は緻密、画像をクロップしても十分に使える画質。
- AF/AE追従でメカシャッター時約10コマ/秒の高速連写が可能。
- 像面位相差AFセンサーによる、オートフォーカスも高速。
- 瞳AFは正確で被写体の追従性もよい。高画素と動体撮影を高い次元で両立。
- 大型化したグリップやボタンの機能変更、露出補正ダイヤルのロック機構など操作性、バッテリーの大型化など使い勝手も大きく改善。
- 「フルサイズαの集大成的存在」、「現在のミラーレス機としては最も高い性能」「オールマイティーという言葉はこのカメラこそふさわしい」など多くの選考委員が評価。
- 同シリーズのα7R IIは2016年にカメラグランプリ大賞を受賞している。
カメラグランプリ2020 レンズ賞:FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS(ソニー)
- 焦点距離200~600mmの超望遠ズームレンズ。
- 同社のカメラと組み合わせて高速かつ静かでレスポンスのよいAFを実現。
- インナーズームによりズーミングしても全長が一定で重量バランスの変化が少ないのは、小型なミラーレス機用レンズとして使い勝手に寄与している。
- 少ない回転角で操作できるズームリングなど操作性もよい。
- 開放F値はF5.6-6.3であっても、電子ビューファインダーや同社のAFシステムでは問題にならない。
- 光学式手ブレ補正を搭載し、小型・軽量で取り回しのいいレンズに仕上がっている。
- そうした使い勝手の良さに加え光学性能も高く、その性能やスペックに対して安価であることにも評価が集まった。
- テレコンバーターにも対応、最大1200mmのレンズとして使える。
- 現時点でのミラーレス用超望遠ズームの決定版ともいえ、モータースポーツはもちろんのこと、飛行機、野鳥の撮影などに重宝するレンズ。
- 東京五輪では、間違いなく「オリンピックレンズ」というべき存在になるだろう。
カメラグランプリ2020 あなたが選ぶベストカメラ賞:α7R IV (ソニー)
- 高画素機でありながら、それにとどまらずAF性能などバランスの良さが好評。
- ミラーレス機としてトップクラスの性能、フルサイズミラーレス機の位置付けを変えたモデルという評価も多かった。
カメラグランプリ2020 カメラ記者クラブ賞:EOS-1D X Mark III (キヤノン)
- 大きな進化を遂げた究極のフラッグシップ一眼レフ。
- これまでの一眼レフ機のアドバンテージ部分を順当に進化。
- 一眼レフとしてAEセンサーを使った被写体認識やAF/AE連動で約16コマ/秒の高速連写を実現しただけではなく、デュアルピクセルCMOS AFによるライブビュー撮影でも高速かつ、確実に追従するAFで約20コマ/秒を実現。
- ミラーレス機が主流になりつつある中で、一眼レフのメリットと存在価値を強く主張している。
- 新開発で16点に分離させるGD*ローパスフィルターを採用。
- モアレを抑えながらも、レンズの解像感を生かす設計。
- 新開発の画像処理エンジンDIGIC Xによって連写性能や動画撮影にも寄与。
- 一眼レフとしての高い性能、ミラーレス機に繋がるライブビュー性能のよさも実感できる最高峰のデジタル一眼レフカメラ。
カメラグランプリ2020 カメラ記者クラブ賞:NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct(ニコン)
- 2018年に同社の新ミラーレスカメラのZシリーズと同時に発表。
- そのZマウントはこのレンズを作れる寸法に設計されたと明かされた大口径標準レンズ。
- ニコンZマウントシステムを象徴するレンズ。
- 一眼レフ用のFマウントの制限から解放され設計の自由度が向上したことを存分に生かしている。
- 標準域のレンズでありながら、大きなマウントおよび開放F値0.95により、望遠レンズ並みの大きなボケを実現。
- その浅い被写界深度は、これまでとは異なる表現を可能にする。
- 大口径でありながら、周辺まで優れた画質を誇る。
- MFレンズであり高価ではあるものの、それに足るあこがれが持てるレンズ。
- 2020年5月18日現在、受注が休止されているのは残念だが、そうせざるを得ないほどの注文が多いのは、本レンズだけでなく、新マウントシステムとしての期待の表れ。
カメラグランプリ2020 カメラ記者クラブ賞:FUJIFILM GFX100(富士フイルム)
- 43.8×32.9mmの大型センサーを採用するGFXシステムの中でも、1億200万画素という超高画素を生かしつつも、機動的に撮影できる仕様を両立した意欲的なカメラ。
- 単に高画素というだけではなく、顔や瞳認識をはじめとする高速なAFシステム、また5軸5段のボディー内手ブレ補正機構を搭載。
- 35mm判のプロ機と変わらないサイズや操作感を実現。
- 1億200万画素の性能を手持ち撮影でも十分に生かせるようにしている。
- 大きなセンサーサイズの余裕と、画像処理の技術により14ストップという広いダイナミックレンジを実現。
- スタジオ撮影だけではなく、防塵・防滴、耐低温性能で、屋外での撮影にも対応。
とのこと
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM4 ボディ ILCE-7RM4
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