2015.09.29
交換レンズレビュー:EF35mm F1.4L II USM - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/lens_review_2/20150928_722351.html
デジカメ Watchに、EOS 5Dsを使用してのEF35mm F1.4L II USMのレビューが掲載されています。
- 約5,060万画素の解像度を持つキヤノンEOS 5Dsと組み合わせて使用。
- まず感じたのは、画像全体の精細感の高さ。
- Photoshopで画像を開きディスプレイにフィットさせて見た時点で、草木の分離の細やかさや無機質な自動車のエッジなどがクリアに伝わってくる。
- これはEOS 5Dsの解像力に起因するものと思われるが、EF35mm F1.4L II USMはそれを描写できるレンズだということ。
- 中心部。開放絞りであるF1.4でも解像力は高い。
- 1段絞ったF2からさらに解像力が高まりF2.8~4でピーク、
- F8ですこし輪郭に緩さが出始め、F11以上で小絞りによる回折の影響が目立ち始める。
- 画像周辺部。開放絞りであるF1.4からF2は若干ではあるが像に滲みが見られる。
- F2.8~4で滲みもなくなりF5.6~8で解像力のピーク。
- F11で少し緩くなりはじめF16以上では細かい物の分離が難しくなっている。
- このレンズのぼけはとても柔らかい。
- フォーカスの合った位置からアウトフォーカスへの遷移も自然。
- 太陽が画面内に入っていない画像は発色もよくコントラストも高い。とてもクリアー。
- 太陽を画面内にいれて逆光で撮影した画像では、太陽周辺はもちろん空全体が明るくなる。
- 僅かながらゴーストも発生。しかし、被写体のシャドー部には十分に階調が残っている。
- 逆光時に色収差の出やすいエッジにさえも、まったく色収差が見られない。
- これはBRレンズでの徹底的な色収差排除による結果だと言える。
- デジタルカメラは5,000万画素の領域へと突入。
- フィルムが持つ解像力を大きく上回り、その画質を最大限に引き出すためにはより高画質なレンズが必要とされている。
- それに応えるべくキヤノンは現在持てる技術を使いBR素子という新しい素材を開発。
- それを採用したBRレンズを新レンズの光学系に組み込むことでEF35mm F1.4L II USMを登場させた。
- この新レンズの登場によって、今後登場するLレンズの画質の基準が形成されたといえる。
- いまここに新時代を迎えるLレンズの進化を見せつけられた思い。
とのこと
Canon 単焦点レンズ EF35mm F1.4L II USM フルサイズ対応
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