インタビュー:【フォトキナ】内製技術を活用、斜め上への進化を目指す――ソニー - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20140918_667322.html
デジカメ Watchにソニー ソニー業務執行役員でデジタルイメージング本部長の石塚茂樹へのインタビュー記事が掲載されています。
プレミアム製品へのシフト
- キヤノン、ニコンとどう戦うべきかを考えた時、彼らが事業として本気で取り組みにくく、自分たちにとって自由度の高い戦略はなにかを考え、フルフレームセンサーのミラーレス機を作ることにした。
- ボディやレンズの企画すべてをプレミアム方向へと向かわせた。
RX100について
- これだけRX100が好調ならば他社が対応してくることは予想している。“新しい何か”は仕込んでいる。さらに前に進む。
- スペック面でRX100よりも良いカメラを他社が用意している。より良いRX100も取り組まねばならないが、そのまま真上に性能を伸ばすのではなく、斜め上に進化していく。
- ソニーのイメージング製品は世界ナンバーワンのイメージセンサー、レンズ、プロセッサ設計ノウハウにある。この3つのコアテクノロジーを進化させ、組み合わせることで自分たちにしかできないことを提案する。
- まだどこもやっていない、一歩も二歩も先に行ける仕掛けを仕込みんでいるところ。
- 実際に発表すれば、“この手があったか、こんな技術がソニーにあったのか”というものになる。
パナソニックのLUMIX DMC-CM1のようなAndroid搭載カメラについて
- もちろん、興味はある。我々もWi-Fiでの接続性を高めるよう開発を積み重ね、ユーザーからも評価されている。
- ソニー・モバイルコミュニケーションと一緒になってスマートフォンとの連動性を高めることもできる。
- 我々デジタルイメージング部門は、Xperia Zシリーズのカメラを設計・開発している。スマートフォンで何ができるのか、スマートフォンとの連携で何ができるのかは続けている。
- LTE通信機能内蔵にも興味はあるが、Androidは頻繁にアップデートがあり、発売地域ごとに法律や使える周波数帯なども異なる。地域を絞っての発売でなければ、通信機能を盛り込んでのビジネスは難しい面もある。
- いずれにしろ、今後の議論はしていきたい分野。
αマウントについて
- ミラーレス機と一眼レフはシステムを区別するのが通例だが、EマウントとAマウントを総称してαマウントとし、ひとつのシステム、世界観に基づくものであると考えている。
- NEXというαとは区別されたブランドを使わず、αに統一した上でシステム化していくことは2年前から考えいた。
- アダプタを介することでAマウントをEマウントとしても使えるという意味で互換性は従来からある。
Aマウントについて
- Aマウントが顧みられていないのではという話だが、Aマウントには一定のニーズがあり、日本では未発売のAマウントカメラもある。
- 現時点ではFEレンズが不足しているため、ここに引き続き力を入れているということ。
- Aマウントだけでは事業を拡大することが難しくなっている。
- コンパクトなミラーレスととトランスルーセントミラーシステムと必要に応じて選んでいただきたい。
- Aマウントは多くのファンもいるので、ソニーとして大切にしていく。
ミラーレスについて
- ミラーレスは欧州で確実に伸びてきている。
- 欧州全体では25%ぐらいだが、特定の大手写真専門店では半分がミラーレス機といったところもあり、理解が進むとともにミラーレスは伸び始めている。
- 特にドイツは3割がミラーレス機になった。
- 北米市場も徐々にですが変化はしてきているという状況。
- レンズシステムが揃ってくるのを待っているユーザーが少なくないので、今回、レンズを充実させたことで北米での伸びも期待できる。
コンデジについて
- ソニーのカメラ事業という観点でみると、ミラーレス機に関しては事業を着実に伸ばしていく自信があるが、コンパクトデジタルカメラは縮小せざるを得ない。
- プレミアム性の高いコンパクトデジタルカメラはRX100シリーズに代表されるように存在するが、まったく同じ路線で製品スペックを強化しているだけではダメ。
- 成功を収めているRX100シリーズも、成功しているからこそ、ある意味自己否定しながら新しい領域を開拓していく。
- 他の産業カテゴリのイノベーションが起きると、とたんに市場全体がやられてしまう。
- スマートフォンの登場も、さまざまな市場がなくなった理由。
- “デジタルイメージング技術”を愉しさにつなげていき、新しい事業領域を作って行く必要がある。
レンズスタイルカメラに力を入れている理由。
- QXはコンシューマだけでなく、意外に業務用としても使用され、想定外の使い方をされている。
- ある一定量は一気に売れて、時に品切れを起こしたこともあったが、現在の出荷数は落ち着いている。
- しかし、QXユーザーの想定外の使い方からアイディアをもらっている部分もあり、レンズ交換式にすることでまた新しい気付きが得られると思っている。
- たとえば、天体写真を撮影する方には、小型の本体を望遠鏡用のアダプターに装着し、スマートフォンやタブレットを使って撮影できる便利さから欲しいという声を聞いている。
- プロのカメラマンでもサブ機として常にカバンに忍ばせておいたり、小さく軽いため大型レンズのリアキャップ代わりに装着しておきたいという方もいた。
年5本以上のレンズを投入予定
- “電機屋のカメラ”とは言われたくない。そのために必要以上に正面からレンズ交換式カメラに取り組んできた。
- カメラメーカーとして、“一流”になりたい。そのために何をすべきかを考えて事業を進めてきた。
- 今後も正攻法で正面から取り組む。
- 今回たくさんのFEレンズを発表できたのも、正面からカメラメーカー/レンズメーカーとして取り組んできたから。
- レンズに関しては2015年度以降もたくさん出していく。
- 毎年5本以上の予定がある。
- Eマウントレンズが不足しているので割合としては多いが、Aマウントも織り交ぜて提供していく。
とのこと
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