2014.11.18
新製品レビュー:SIGMA dp1 Quattro(実写編) - デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20141117_676321.html
デジカメ WatchにSIGMA dp1 Quattroのレビューが掲載されています。
解像力
- 遠景のディテールをくっきりと描写し、素材の質感や立体感をリアルに再現。
- Foveon X3は一般的なイメージセンサーとはひと味違うクリアな写り。
- 描写の傾向は、昨年までのモデルDP Merrillシリーズとは少々異なる。
- 最低感度のISO100の場合、Merrillは非常に高精細でありながら、細部のノイズがほとんど見られない滑らかな表現
- dp1 Quattroは高精細ではあるが、青空などの単色部分はザラザラとした粒子状の仕上がり。
- 好みが分かれるところ。
- 気になったのは、輝度差のある被写体の輪郭部分にはパープルフリンジが生じやすいこと。
- 撮影メニューから「パープルフリンジ除去」を「入」にすると、多少改善。完ぺきな除去にはならない。
- シャープネスは強め、被写体によっては輪郭のエッジ強調が目立ったり、斜めの直線がギザギザした描写になる場合も。
- オートでの露出とホワイトバランスの安定感が向上したことは誰にとっても大きなメリット。
- シーンによっては狙いとは異なる色になるケースも多少あったが、ほとんどのシーンではオートでも上々の結果。
- レンズの解像性能については良好なレベル。
- 絞り開放値では周辺部がわずかに甘い。
- F4まで絞ると全域でくっきり。F5.6~8あたりで解像はピーク。
- F11以上に絞ると、回折の影響で徐々に甘くなる。
- 周辺光量は絞り開放ではやや落ち込むが、1段絞ると目立たない。
- 歪曲収差は少なめ。
- 逆光性能に関しては、画面内に強い光源があるとゴーストが生じやすい。
高感度画質
- 感度は、ISO100~6400の範囲を1/3段ステップで選択可。
- 感度を高めるほど暗部ノイズが増える。
- ISO400までは大きな問題にはならない。解像感も維持できている。
- ISO800になると急激にノイジーになる。
- 積極的には利用したくない。
- さらにそれ以上はあまり実用的とはいえない。
JPEG撮って出しとRAW
- QuattroセンサーになってからはJPEGの画質が大きく向上。
- JPEG+RAWモードで撮影したJPEG画像と、RAWデータを元に現像処理によって出力したJPEG画像を比較。
- 細部を見比べると、撮影したままのJPEG画像に比べると、RAWから現像した画像はシャープネスが抑えめ。
- その分、青空部分のザラツキや建物の輪郭部分のエッジ強調が目立たなくなっている。
- 発色に関しては、このシーン(青空と黄色っぽい建物)では大きな差は見られない。
とのこと
SIGMA デジタルカメラ dp1Quattro FoveonX3センサー(APS-Cサイズ)搭載 有効画素数2900万画素 930585
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