要約
ソニーはフルサイズミラーレス「α7 V」を12月19日(金)に発売する。約3,300万画素の部分積層型「Exmor RS」とAI統合「BIONZ XR2」を採用し、30コマ/秒のブラックアウトフリー連写やフルフレーム4K60p・S35 4K120p、7.5段IBIS、デュアルUSB-Cを備える。価格は約42万円前後。
4年ぶりに刷新のフルサイズベーシック「α7 V」 - デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/2067693.html
デジカメ Watchに、ソニーの「α7 IV」後継機「α7 V」発表のニュースが掲載されています。
- ソニーは、フルサイズミラーレスカメラ「α7 V」を12月19日(金)に発売す。
- 市場推定価格は約42万円前後。
- 「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」を同梱するレンズキットも2026年春以降に発売する予定。
- αシリーズのフルサイズミラーレスカメラにおける“ベーシック”に位置づけられるモデル。
- 2021年発売の前モデル「α7 IV」から4年を経て登場した後継機。
- キーワードを「Redefine basic」(ベーシックを再定義する)とした。
- カメラのコンセプトとして打ち出されたのは「AI×SPEED」。
- それを実現するイメージセンサーと画像処理エンジンには、ともにαとして初めてのデバイスを採用。
- イメージセンサーには、α初の部分積層型CMOS「Exmor RS」を搭載。
- 画素数は有効約3,300万画素で前モデルと同じだが、α7 IVの裏面照射型から部分積層型となったことで読み出し速度が向上。
- 新モデルでは最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写に対応。
- この連写機能に関しては、積層型CMOSセンサーを採用した上位モデル「α1 II」に匹敵する。
- 画像処理エンジンは「BIONZ XR2」。
- これまでαの一部のモデルに単独のデバイスとして搭載していたAIプロセッシングユニットを、画像処理エンジンとして1チップに統合した点が特徴。
- これによりAIを活用した高性能なAFと、省電力・高演算・高速性能の両立を実現したという。AF/AEの演算速度は60回/秒としている。
- ちなみにAIプロセッシングユニットはディープラーニングを含むAI処理による高度な被写体認識を可能としたデバイス。
- 2022年発売の「α7R V」で初めて採用された。
- 採用モデルにはこのほかα1 II、α9 III、α7C II、α7CR、α6700がある。
- 2021年発売の「α7 IV」には非搭載だったため、今回のα7 Vでベーシックラインにも初めて採用されたことになる。
- 人物認識においては瞳と顔をはじめ、姿勢推定技術を活用した頭部および胴体の認識に対応。
- 被写体認識モードにはオート、人物、動物、鳥、車/列車、飛行機、昆虫が含まれる。
- 新しいイメージセンサーにより、αで初めて16ストップのダイナミックレンジを実現。
- 15ストップのデータと比較するとおよそ2倍の階調が得られるとしている。
- イメージセンサーと画像処理エンジンの組み合わせで、AWBの精度も向上。
- これまで有彩色や暗所で光源推定が難しかったようなシーンでも、AIのディープラーニングを活用した正確な光源推定が可能。
- 上位モデル「α1 II」にも採用されたコンポジットRAW撮影に対応。
- 複数のRAW画像から1枚の画像を生成する機能で、PCを介してImaging Edge上で処理をする。
- またこれに対して、1枚のRAW画像から高解像な画像を生成する「エクステンデッドRAW撮影」機能をαシリーズで初めて搭載した。複数枚を処理するコンポジットRAWよりも、動きのある被写体に有効としており、同じようにImaging Edgeから利用。
- ディープラーニングを活用した画像処理で、ノイズを低減しながらディテールを精細に描写できるようになるという。
- 先述した通り、最高約30/コマ秒のブラックアウトフリー撮影に対応。
- さらにこれは14bitのRAW記録においてもこの速度での撮影が可能。
- また上位モデルと同等のプリ撮影機能を搭載。シャッターボタンを押す前の0.03~1.0秒までを遡って記録可能。
- 「α1 II」と「α9 III」に採用された連写ブースト設定も備えた。
- 設定したボタンを押している間だけ連写速度が上がる(ブーストする)機能。
- 「α7 V」では任意のカスタムボタンにアサインして利用する。
- ボディ内手ブレ補正の補正効果は、前モデルの5.5段から中央7.5段に向上。
- 動画撮影においては、最大4K120p記録(Super 35mmフォーマット)に対応。
- また、4K60pに関してはフルフレームでの記録も可能。
- 前モデルでは最大4K60pで、しかもSuper 35mm相当にクロップされる設定となっていた。
- 外観上の特徴としては、前モデルでバリアングル式だった背面モニターが4軸チルト式に変更された。
- サイズも3型.103.7万ドットから3.2型・209.5万ドットへと向上。
- カメラ本体の外形寸法は新モデルと前モデルでほぼ変わらないが、モニターを仕様変更した分だけ若干厚みが増している。
- 重量はバッテリー、メモリーカード含めて約695g。前モデルは同約658g。
- 静止画撮影可能枚数は、EVF時で約630枚、背面モニター時で約750枚。前モデルはEVFで約520枚、背面モニターで約750枚。
- メモリーカードスロットはCFexpress Type AとSD UHS-IIのデュアルタイプで前モデルと同じ。
- インターフェースにはUSB Type-C×2ポートを搭載した。これは前モデルのUSB Type-C・microUSBからの変更点。
- グリップ形状も改善しており、右手人差し指がかかる部分と、中指が触れる部分の傾斜角を再設計。
- 握ったときの安定性が向上したとしている。
→ベーシックモデルの基準を刷新する、フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7 V』発売 | ニュースリリース | ソニー
→α7 V | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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