2014.10.07
いろいろな人の写真をみていて、最近感じること。
「日々の気持ちが充実していないと力のある写真は撮ることができない」ということ。お金があるかないか、じゃない。気持ちがみなぎっているかいないかだ。写真はその人の気持ち(心)が写るからだ。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
ポートレートでは、そこに写る被写体の気持ちだけでなく、撮影者の気持ち、そしてお互いの関係性が写る。嬉しくもあり、悲しくもあるね。でも、それが写真。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
たとえ、プロのモデルにお金を払って写真を撮ったとしても、そのわずかな時間でどういう関係性を築けたか、カメラを向けている間だけでも心が通じ合っているか、が写る。
まあ、優秀なモデルはそれが分かっていて、ちゃんとできるんだけどね。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
そして優秀な撮影者は、モデルの気持ちを短時間で引き込むことができる。おしゃべりする時間の長さは関係ない。カメラを向ける一瞬の勝負。あとは、写る人の気持ちを見つめながらシャッターを切るだけ。そのためにはやっぱり気持ちが充実していないダメなんだろうなあ。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
だけど、どんなに素敵な写真が撮れても、「オレが撮ってやったぜ?」なんて思っちゃいけない。そう思ってしまうと、その傲慢さが写真に出ちゃうからね。素敵な写真が一回きりになっちゃうよ。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
偉そうに語っていると思われるかもしれないけど、実は自分の中の心の整理と、戒め。今日を生き、明日へ向かうためにね。
もっと素敵なポートレートを撮るために。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
カメラの話でいえば、このカメラは自分の気持ちをちゃんと写してくれる。被写体の素敵さをあるがままに写してくれると思えるものを使わなくちゃダメなんだよね。そしてそのカメラを使いこなすこと。自分の気持ちをカメラが写してくるんだから、自分とカメラが一体化していなきゃダメだよね。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
そして、カメラを向けられた相手が、そのカメラと撮影者をみて、どう感じるかも重要。
たとえば、Hasselbladを構えると、被写体は必ず姿勢良く立って、凜とした表情になる決しておちゃらけたりしないよね。カメラの力っていうもの忘れちゃいけない。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4
スマホのカメラを向けられて、姿勢をただして凜とした表情をすることはすくないでしょ。そのかわり、飾らないナチュラルな仕草が撮れる。Hasselbladとスマホじゃ両極端だけど、カメラが変わるっていうのはそういうこと。
— 塙真一(HANAWA SHINICHI) (@S_HANAWA) 2014, 10月 4