2015.02.19
ミラーレスで4000万画素の撮影が可能、E-M5 IIの「ハイレゾショット」は実用的か 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150216/1062709/
日経トレンディネットに「OLYMPUS OM-D E-M5 II」の「40Mハイレゾショット」の検証記事が掲載されています。
「OLYMPUS OM-D E-M5 II」の「40Mハイレゾショット」をPROシリーズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」で検証。
また、オリンパスはる高性能レンズの利用を推奨しているが、低価格のズームレンズ、単焦点レンズでも高画質化になるか検証。
■「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」で40Mハイレゾショット
- 大口径の標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を使用。
- 晴天の建物を撮影。
- 通常の撮影と比べ、特にビルの壁のタイルがよりシャープに、解像感の向上を確認。
- もともと精細感の高い12-40mm F2.8 PROの描写が、ひとまわり高精細になった印象。
- 夜間にライトアップされた浅草寺も解像感が高まっている。
- フルサイズ一眼に匹敵する画質といううたい文句も納得できる。
- 日中に撮影したビルのベランダを見ると、手すりが縞模様のような描写になっている部分が見受けられた。
- 夜間の浅草寺ではほとんど見られなかった。
- 直線的でコントラストの高い人工建造物など一部の被写体では不自然に感じるケースも。
- 意外な収穫だったのが、40Mハイレゾショットで最高感度となるISO1600で撮影したカット。
- E-M5 IIはもともと高感度ノイズが少なめで目立たない。
- 8枚の画像を合成したことで複数枚合成のノイズリダクションと同じ効果が得られたのか、40Mハイレゾショットではノイズが減ったうえ、解像感も大幅に向上。
- 被写体ぶれを防ぐためにシャッター速度を上げたい場合も、積極的に感度を上げて撮影可能。
- 注意したいのが被写体ぶれ。
- 連写した複数の写真を合成することから、動く被写体が含まれているとぶれた状態で合成された。
- ゆっくり回転している観覧車ですら、観覧車の部分はぶれてしまった。
- 風景撮影の場合、風で木や草が揺れると思わぬ解像感の低下につながる。
- 余裕があれば2~3カット撮影しておくか、状況に応じて通常撮影のみにとどめるのがよい。
- カメラ自身のぶれも画質に大きく影響する。
- 三脚は簡易的なものではなく、ある程度しっかりした作りのものを用いたい。
■「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」で40Mハイレゾショット
- 低価格ながらキレのある描写で定評のある単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」
- 通常のJPEG撮影でも精細な描写だが、40Mハイレゾショットを有効にすると、ひとまわり精細な描写に。
- 前述のギザギザとした描写はいくぶん見られるが、この精細感が得られるならば積極的に40Mハイレゾショットを利用する価値はある。
■「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」で40Mハイレゾショット
- 明るいレンズを搭載した上位モデル「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」と比べれば描写性能は落ちる。
- しかし携帯性の高さが気に入って手放さず持っている人は多いだろう。
- 撮り比べたところ、周辺部のフェンスを中心に精細感が増したのが確認できた。
■「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」で40Mハイレゾショット
- 若干の解像感向上が見受けられた。
- 12-40mm/F2.8 PROなどで見受けられたギザギザとした描写はあまり目立たなかったのが好印象。
とのこと
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