2014.12.05
[PY] フォトヨドバシ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO インプレッション | photo.yodobashi.com |
http://photo.yodobashi.com/gear/olympus/lens/mzuikoed40150f28pro.html
フォトヨドバシさんにM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのレビューが掲載されています。
- オリンパスのレンズラインナップに新たに加わったのはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
- 同じ焦点域で十分に使い出のある純正レンズが既にあるが、後発のこちらはズーム全域でF2.8通し、そして"PRO"をその名に冠するハイスペックなレンズ。
- メーカー自ら「最高レベルの望遠ズーム」「オリンパス最高の光学性能」と謳うくらいですから、自信の程が窺える。
- 開発発表さた7-14mm F2.8 PROと既発売のED 12-40mm F2.8 PROとを併せ、フルサイズ換算14?300mm相当の画角全域をF2.8で通せる、いわゆる大三元に相当するシステムを構築するための重要な望遠ズーム。
- テレ端。一段絞っているすが柔らかな前ボケに始まり、素晴らしくシャープなピントピーク。
- そして再びなだらかに後ボケへと連なる様は見事としか言いようがない。
- 元々オリンパスのレンズは解像度が高い傾向にある。
- それにしても安定感のあるこの描写には驚くばかり。
- 開放。露出はアンダー目に抑えているものの、ステッカーやら落書きやらイタズラだらけの歩道橋にしっかりと立体感を感じることがでる。
- 300mm相当の画角なので被写体までの距離とピント位置によっては、手前の人物のようにかなりのボケ量になる。
- だが何が写っているのかをきちんと想像できる乱れの無いボケ方が嬉しい。
- 合焦域ばかりでなくボケまでもしっかりと設計時に配慮されていることが窺える。
- AFの性能も素晴らしい。まさに瞬時に合焦する感覚。
- 一緒にリリースされた1.4倍のテレコンM.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14を装着してのカット。
- さすがに逆光などでは多少気を遣う必要がありそうだが、AF性能も描写力もなお、感心させられるばかり。
- このテレコンのマスターレンズとして本レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROが筆頭に上がっている。
- この組み合わせなら112-420mm相当というさらに一歩踏み込んだ画角が得られる。
- これはこれで使い勝手が良い望遠ズームとなりそう。
- 開放値がF2.8なので一段分暗くなっても気にするほどではない。
- 35mm版フルサイズ換算にして80-300mm相当の画角で開放値F2.8ともなれば、それなりの大きさ・重さを想像するが、そんな心配はどこ吹く風。
- 元来マイクロフォーサーズなので機動力に関しては大きなアドバンテージがある。
- さらに開発時から小型軽量で機動性を損なわないハイスペックな望遠ズームを、という目標を掲げていたようで、撮影していても「スペックに伴わない小ささ」に良い意味で戸惑いを覚えた。
- 単純な比較はできないがフルサイズの大三元、F2.8通し・70?200mmのレンズだとこれより口径も全長も一回り大きく、重量にいたっては倍近くにまでなる。
- 300mm相当の画角まで届く本レンズの優位性は言わずもがな。
- さらに、防塵・防滴・耐低温性能にも優れているので、過酷な条件下にも躊躇無く持ち出せる。
- 少々の雨や雪の中、あるいはグラウンドや海岸などでの撮影でも恐る恐る使うような気遣いはしなくて良い。
- 山岳写真など荷物を減らしたい場合にも打って付け。
- 小さく、軽く、場所を選ばない。真の機動力とはこういうことなのではないか。
- 50mm辺り(換算100mm)、絞り開放で砂浜を撮影。ピントを置いたところの砂の粒一つ一つが見えるのではないかというくらいにしっかりした解像感。
- 乾いた中に少し湿り気を感じさせる描写もまた見事。
- 踏みしめたときの足の沈み具合まで想像できると思いませんか。
- 一段絞って紅葉を撮影。同系色の葉が混ざり合うこと無く一枚一枚きちんと分離している。
- ワイド端(とはいえ80mm相当)で使うとより一層シャープさが増す。
- ズーム全域で、撮像面から70cmまで寄れる。
- レンズのピント合わせには世界初の「DUAL VCMフォーカスシステム」を採用。
- 2つのレンズ群の駆動を2つのVCM(=リニアモーター)が担うことで合焦速度の向上ばかりか、特に近接撮影時の精度も上がる。
- 道理でピント合わせが速くて正確。
- 直線の描写もたいへんしっかりしている。
- ズーム全域で、歪曲はほとんど見受けられない。
- 被写体を選ばなくて良いというのは助かる。
- ハイライトからシャドウまで、粘り強さも持ち合わせてる。
- 画面内に強い光源が入り込んでもゴーストやフレアにお目にかかることは滅多に無さそう。
- クリアな画を実現しているのはレンズ設計はもちろんのこと、オリンパスの「ZEROコーティング」も大いに貢献している。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを実際に使ってみて有り難いと感じたことをいくつか並べてみる。
- フォーカスもズームもインナー方式を採用しているおかげでレンズ全長の変化がなく、重量の移動も最小限に抑えられているので、ホールディングの安定感は抜群。
- AFモード時にピントリングを手前に引くとMFに切り替わり、あらかじめセットしたピント位置に瞬時に戻ってくれるという、かなり使い勝手の良い置きピンができる。
- これは様々なシーンで重宝するだろう。
- そして付属のレンズフードは着脱式にもかかわらずリングを回すことでレンズに装着したままボディ側に収納することが可能。
- カメラバッグへ入れるときに大変助かる。
- 目に見えるものを自在に切り取る、圧縮された遠近感の中に落とし込む、前後のボケを楽しむ。
- 誰もが一度は通るであろう望遠の世界。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROはまさに望遠レンズの楽しみを堪能するのに最適と言える。
- 明るい開放値と自在な画角を兼ね備え、尚且つミニマムなサイズと使い勝手の良さも併せ持っている。
- そして画質に至って見事な描写。
- 小さな鏡胴に驚くほど高い性能がギュッと凝縮されている。
- マイクロフォーサーズのユーザーで、望遠ズームを考えている人にはもちろんお勧めのレンズ。
- プロの要求に応える大三元のレンズがこの値段で入手できる。
- 願わくばマイクロフォーサーズを持っていない人にも、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROを是非体験してもらいたい。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのためにシステムをもう一揃え増やす、そんな考えを持って欲しいくらいに、一眼を使う全ての人に注目して欲しいレンズ。
とのこと
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ ED 40-150mm F2.8 1.4X テレコンバーターキット ブラック 防塵 防滴 M.ZUIKO ED40-150mm F2.8PROTC
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