要約
ニコン「Z90」に関する有力筋の最新噂を総覧する。DX 3,200〜3,300万画素級センサーと高度AI AF、最大15コマ/秒で「D500の後継」たる実戦機を志向。野生動物やスポーツで“ミニZ9”を狙う一方、発表は早くても2026年中盤以降と見られ、当面はシネマ系優先の情勢である。
Nikon Z90 rumors update: 33MP APS-C sensor, 15fps, and Arrival Time « NEW CAMERA
https://thenewcamera.com/nikon-z90-rumors-update-33mp-aps-c-sensor-15fps-and-arrival-time/
NEW CAMERAに、ニコンのZマウントAPS-C機「Z90」の噂が掲載されています。
- ニコン「Z90」について話をしよう。
- Ordinary Filmmakerの信頼できるソースによれば、このカメラは現在開発中であり、試作機はすでに生産ライン入りの承認を受け、「往年の」ニコン「D500」の後継として登場する準備が整っているとのことだ。
- スペック自体は目新しいものではなく、以前にも紹介した内容と同様で、ニコン「Z90」は3300万画素のAPS-C/DXフォーマット ハイブリッドCMOSオートフォーカスセンサーと、ニコンのFXフォーマット フルサイズ機で見られるものと非常によく似た高度なAIオートフォーカスアルゴリズムを搭載するとされている。
ニコン「Z90」の最新情報は?
- サイモンは動画の冒頭で次のように述べている。
- 「信頼できるソースが再び情報をくれました。ニコン『D500』の真の後継機となるニコン『Z90』が、いま開発中で市場投入に向かっているということです。」
- サイモンは正確な発売日には触れていない。
- 彼は、ニコンが超秘密主義であること(「ニコンはとても静かだ。静かすぎる。」)や、シネマ系機材のような他の分野に注力していることに言及している。
- しかし、彼との会話からすると、ワクワクしていいくらいには“近い”段階に来ているようだ。
- タイミングについては後述する。
ニコン「Z90」のスペック:サイモンが語った主なポイント
- サイモンは現実的なラインを守り、根拠のない大げさな噂話には乗らない立場を取っている。
- 彼がニコン「Z90」について語った内容を、分かりやすく整理すると以下のようになる。
センサーサイズ:
- これはDX(APS-C)機であり、有効画素数は3200〜3300万画素クラスだ。
- つまりセンサー解像度に関する情報は、以前の記事で紹介した内容と変わっていない。
スピード:
- 最高秒15コマの連写が可能だ。
- おそらくこれはメカニカルシャッターでの最大連写速度の話だと思われる。
想定ユーザー:
- 明らかに、ミニ「Z9」を求めるフォトグラファー向けのカメラであり、DXプロ向けの多目的カメラだ。
- さらに、「より長い焦点距離」を欲する野生動物フォトグラファーにも向けたカメラだとされている(クロップセンサーによりレンズが長くなったように感じられ、400mmが600mm相当になるようなイメージだ)。
- ただし、最高レベルの低照度性能や高価なニコン「Z9」を必要としないユーザーがターゲットである。
- もしあなたがプロレベルで、暗所での雑誌の表紙狙いといった撮影をしているなら、「Z9」を使い続けるべきだ。
- だが、晴天下のサファリなら「Z90」は輝くだろう。
ニコン「Z90」の発売時期
- Ordinary Filmmakerのサイモンによれば、ニコン「Z90」のリリース時期は依然として不確かで遅れており、少なくとも2026年以前に発表される見込みはないとのことだ。
- 彼は信頼できるソースから、「このカメラはいま開発中であり、市場に投入される予定だ」という話を受け取っているが、同時にニコンが極めて秘密主義であること、そして今はZR Cinemaラインに強くフォーカスしており、今後6か月の間に4本の新しいシネマレンズを投入する計画であることを強調している。
- サイモンは明確にこう述べている。
- 「ZR Cinemaラインに属さない新しいニコン製品の発表は、短期的には期待しない方がいい。」
- さらに、2026年2月のオリンピックに向けて「Z9 Mark II」のような後継機を出すには時間がなさすぎる(これはこれまでの噂とも一致する)とされており、静止画向けのニコン「Z90」のようなカメラは、今後数か月は後回しにされているように見える。
- これらを踏まえると、早くても2026年の中盤から後半にかけての登場になる可能性が高いと示唆されている。
とのこと
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