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要約

レトロカメラはいま最注目のジャンルだが、その起点は想像よりはるかに早い。2012年の富士フイルム「X-Pro1」とオリンパス「E-M5」を皮切りに、ニコン「Df」「Zfc/Zf」、富士フイルム「X-T1」「PEN-F」、ハッセルブラッド「907X」、そしてOM SYSTEM「OM-3」へ。ブームの火種と進化を年表でたどる。


When did the retro camera trend start? (Spoiler: it's earlier than you think!) Here's a timeline of vintage-styled cameras | Digital Camera World

https://www.digitalcameraworld.com/cameras/when-did-the-retro-camera-trend-start-spoiler-its-earlier-than-you-think-heres-a-timeline-of-vintage-styled-cameras

レトロカメラブームはいつ始まったのか?クラシックスタイルカメラの年表。

Digital Camera Worldに、クラシックスタイルカメラの年表が掲載されています。


  • レトロカメラが大人気であることは、いまさら言うまでもない。
  • では、このクラシックな見た目のカメラへの熱狂は、一体いつ始まったのか。
  • ほとんどの写真好きはレトロカメラも同じように愛しているし、写真にそこまで興味がない人でさえ、その見た目の良さは理解している。
  • 富士フイルム「X100」シリーズへの止まらない需要を見れば、それは明らかである。
  • 最新エピソードのポッドキャスト「Bokeh Face」の中で
  • youtube.com/watch?v=L6T_Fivpu8k&t=434
  • 、自分と同僚のMikeはレトロカメラの美点について語り合った。
  • レコードのような「コレクション欲」をくすぐる魅力から、このサブジャンルの今後の展望まで、幅広く取り上げている。
  • ただし、一部の写真家は「レトロカメラ=富士フイルムのもの、しかもごく最近の話」と思い込んでいる。
  • しかし、このトレンドのタイムラインをたどってみると、ブームの火付け役は富士フイルムだけではないこと、そしてこの「熱」が実は10年以上も前から続いていることが分かるのである。
  • この話題についてのより詳しい議論はポッドキャスト本編を聞いてほしいが(リンク先ではちょうどこの部分から再生されるようになっている)、ここではレトロスタイルのミラーレスカメラのタイムラインを手短に振り返ってみる。
  • ※なお、これはすべてのレトロボディを網羅したリストではなく、「レトロ路線の製品ラインを切り開いた最初の代表モデル」に絞ったものである。

2012年:富士フイルム「X-Pro1」

  • オリジナルの「X100」はすでに2011年に登場していたが、あれはコンパクトカメラであり、当初はFinePixラインの一員でもあった。
  • また、レトロな見た目のコンパクト機自体は他社も多数出していた。
  • しかし2012年1月、世界初の「レトロスタイルのミラーレスカメラ」が登場する。
  • レンジファインダー風のスタイルで、1600万画素級のAPS-C X-Transセンサーと、コントラストAFベースの49点AFシステムを搭載していたのが「X-Pro1」である。

2012年:オリンパス「OM-D E-M5」

  • その翌月、オリンパスは画期的な「E-M5」を投入する。
  • このカメラは、おそらく「ミラーレスでも本格的な、プロユースに耐えるカメラを作れる」と証明したカメラである。
  • 1600万画素のマイクロフォーサーズセンサー、5軸ボディ内手ブレ補正、防塵防滴構造を備え、オリンパスを“ポスト一眼レフ時代”のパイオニアとして強く印象づけた。

2013年:ニコン「Df」

  • これはミラーレスではなく一眼レフである。だが、そこにこそこのカメラの物語がある。
  • 「Df」は、ある意味で時代を先取りしすぎたレトロカメラであった。
  • ニコンはクラシックな外観を採用しつつも、そこに2012年のフラッグシップ「D4」と同じフルサイズ1620万画素センサーを詰め込んだ。
  • その結果、Mikeいわく「『Fallout』に出てきそうなカメラ」、つまり未来のパロディカメラのように見える存在になってしまったのである。

2014年:富士フイルム「X-T1」

  • 富士フイルムが、レンジファインダー風デザインの「X-Pro」に続いて、一眼レフ風スタイルのボディを出すまでには、さらに数年を要した。
  • その一眼レフスタイル機が「X-T1」であり、新しい第2世代1600万画素X-Transセンサーを搭載し、像面位相差AFを導入したことで、オリンパスの次世代OM-D機、よりモダンな見た目の「E-M1」と真正面から競合する存在となった。

2016年:オリンパス「PEN-F」

  • 富士フイルムがレンジファインダー風のレトロ機から始め、その後に一眼レフ風ボディを出したのに対し、オリンパスは逆の順序を取った。
  • 「E-M5」は後継機へと進化する一方で、レトロな兄弟機として「E-M10」が生まれた。そしておそらく、同社のレトロ路線の頂点に立つのが「PEN-F」である。
  • PEN-Fは一塊のアルミブロックから削り出されたボディに、2030万画素センサーを搭載し、さらにオリンパスとして初めて本格的な「フィルムシミュレーション機能」を導入した。

2020年:ハッセルブラッド「907X」

  • このころには、レンジファインダー風のミラーレスも、一眼レフ風のミラーレスもすでに出揃っていた。
  • そこにハッセルブラッドが「シュナップスを持っていてくれ」とばかりに送り出したのが、「モジュラー式中判カメラ」にインスパイアされたミラーレスである。
  • それが「907X」だ。技術的には世界で最も薄いミラーレスカメラであり、50MPや100MPのデジタルバックを取り付けて、ハッセルブラッド「XCD」レンズ群を存分に活かすことができる。

2021年:ニコン「Zfc」

  • 2013年に痛い目を見たニコンだったが、今回はレトロ路線を正しくやり遂げた。
  • 「Z fc」は、ニコン「Z50」と同じ2090万画素APS-Cセンサーと中身を、そのまま slick(ただしややプラスチックな)レトロボディの中に収めたカメラである。
  • そして2023年、フルサイズ版である「Zf」が登場し、その路線は完成形を迎える。
  • 「Zf」は、Z6シリーズのDNAとも言える2450万画素センサーを、質感の高い金属ボディと組み合わせたのである。

2025年:OM SYSTEM「OM-3」

  • PEN-Fは多くのファンから愛されたものの、販売面ではそこまで成功したとは言い難かった。
  • だが2021年にオリンパスのカメラ事業が売却されたのち、ブランドを受け継いだOM SYSTEMは、これまでで最も忠実な「オリンパスへのオマージュ」とも言うべきカメラを送り出すことになる。
  • 「OM-3」は、フラッグシップ機「OM SYSTEM OM-1 Mark II」の性能をすべて詰め込んだうえで、新たなブレイクスルーとなるボディデザインを採用したカメラである。
  • ブランドのイメージ面においても、写真家が得る画質においても、大きな役割を果たしたのである。

とのこと



JollyLook ピンホールMini インスタントフィルムカメラ DIYキット Staind Brown JLK001



Digital Camera World的にはレンズ交換式カメラを中心に年表を組んでいるようなので、そういう意味では「X-Pro1」をスタート地点とするのも確かに納得感がありますね。ただ、その後に続く「OM-D E-M5」や「X-T1」をクラシック系として扱うのであれば、2013年登場の「α7」も十分クラシックデザイン寄りに見えますし、Xシリーズに関してはシリーズ全体がクラシックラインと言ってしまってもよいくらいだと感じます。

個人的には、「明確にレトロ路線を狙ってきた」という意味での始祖はニコンの「Df」かなと思います。あとは「PEN-F」ですね。「OM-3」もクラシック系としてはとても良いのですが、やや“突き抜け感”が足りない印象があります。
一方で、このクラシックデザインはブームというより、もはや1つのカテゴリーとして定着してきている気もしますね。これまで本格参入してこなかったキヤノンも、ついに動きそうですしね。個人的にはこうしたクラシカルなデザインも好きですし、「Sigma BF」のようなモダンデザインも好みなので、両方の流れが今後も続いてくれると嬉しいですね。
CAMEOTA
cameota.com管理人
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