2014.11.17
EOS M用の望遠ズームレンズ、満足度の高さは2年待った甲斐アリ: 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20141112/1061266/
日経トレンディネットにキヤノン EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM レビューが掲載されています。
■320mm相当までカバーする割に小さく軽い。描写性能も合格点
- 「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」は重量は約260gと、EOS Kissシリーズに付属する望遠ズームレンズ「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」の約390gと比べると2/3ほどの重量。
- 全長も86.5mmと短いので、ボディーにレンズを付けたままでも軽々と持ち歩け、カバンにも容易に収納可能。
- EOS M2のボディーに装着した際の総重量は約534gで、EOS Kiss X7+望遠ズームの約797gと比べると250g以上も軽い。
- 望遠側のズームレンジが短くなっていることや、開放F値がひとまわり暗くなっているのは気になるものの、このコンパクトさならば納得。
- 精細感も十分で、色ものっぺりすることなくリアルに描く
- 明暗差の大きなシーンで、遠くの様子もしっかりと描写しているのはお見事
- 明暗差が大きいが、白飛びや黒つぶれを抑えて見た目通りに撮れた
- 四隅は解像感の低下がいくぶん見られるものの、全体の解像感は高い
- 実際に撮影してみると、精細感のある画質で撮影できた。解像感の求められるビルなどの人工物も、しっかりとシャープに描写してくれた。望遠側で周辺部の描写が若干甘くなる傾向が見られたが、この大きさを考えれば納得できる。レンズ一体型の高倍率ズームデジカメにはもう戻れない…と思わせる画質だ。
■手ぶれ補正機構は優秀も、低照度の状況では望遠時のピント合わせに苦戦
- 「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」の光学式手ぶれ補正機構の効きも満足。
- 望遠端での夜景撮影でも手ぶれでの失敗は予想以上に少い。
- 手持ち夜景モードを利用すれば、手持ちでもノイズを抑えた夜景撮影が可能。
- オートフォーカスは心許ないと感じるシーンがあった。
- 特に、夜間や薄暗い室内などの低照度のシーンで望遠撮影をする際、ピントが大きく外れた状態だとフォーカスが前後に少し動くだけで白旗を上げてしまうことが多々あった。
- 比較的ゆっくりとしたオートフォーカスは想定内だったが、いったん広角側に戻してピントを調節しなければならないのはもどかしい。
■2年待たせただけはある完成度を誇るレンズ
- EF-Mマウントの望遠ズームレンズは、タムロンが「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC(Model B011)」を6月に発売。
- 広角側のカバーが広い高倍率ズームタイプとなっており、「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」よりも使い勝手に優れる。
- ただ、実勢価格は4万7000円前後とまだ高めで推移。
- 「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」は、レンズ単体の実勢価格は3万9000円前後。
- 「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」と標準ズームレンズが付属するEOS M2 ダブルズームキットが6万8000円前後とかなり安い。
- 現在は7000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しているので、実質的には6万円ちょっとで入手できる計算。コストパフォーマンスはかなり高い。
- 旧EOS Mのユーザーは、「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」単体を追加で購入するのではなく、EOS M2のダブルズームキットに買い替えるのもアリ。
- ズームレンジを欲張らなかったことで、レンズの小型軽量化と高画質化がバランスよく達成できたというのが「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」の印象。
- STMレンズなので、動画撮影時もスムーズで静かなピント合わせが可能。
- 「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」の完成度の高さは2年待たせただけあるといえる。
- すでにEOS Mシリーズを使っているユーザーのみならず、デジタル一眼の入門機を購入しようと考えている人も注目したいレンズ。
とのこと
Canon 望遠ズームレンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM ミラーレス専用 EF-M55-200ISSTM
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